「すごく快適に過ごせていますが…」三笘薫がベルギーでの生活とキャリア設計を語る!「もう一度、五輪に出たい気持ちはある」

2021年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕のことに気を遣って英語でゆっくり話してくれるので…」

三笘がクラブ公式のインタビューで、自身のキャリア設計の一端を明かした。(C)Getty Images

 ユニオン・サン=ジロワーズが現地時間10月13日、公式YouTubeチャンネルで三笘薫のインタビュー動画を公開した。

 三笘は筑波大を卒業し迎えたプロ1年目の昨シーズン、リーグ戦13ゴール・12アシストと新人離れした圧巻の活躍を披露。東京五輪を経て今夏にプレミアリーグのブライトンへ移籍を果たした。現在は労働ビザの関係から同クラブのトニー・ブルーム会長が所有するベルギー1部のユニオンSGで武者修行に励んでいる。

 その選択について本人はこう語る。

「レンタルしないとプレーできないのは知っていましたし、日本代表の歴もないので。結果を残すことで、よりプレミアリーグに適応できるリーグだと思いますし、そうやってまずはひとつステップを踏んでからプレミアリーグに行きたいと思ってここを選びました」

 8月に移籍を発表してから、およそ2か月。現地での生活にも徐々に慣れてきたようだ。

「ベルギーの環境は、最初はまず道路が(日本と)逆ですごく焦りましたけど、色んな所でもう慣れましたし、美味しい食材が多くあって、今はすごく快適に過ごせています。だけどブリュッセルの交通渋滞は少し勘弁してほしいなと思っています」

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 海外挑戦において、数多の日本人選手を苦しめてきたのが、言葉とコミュニケーションの問題だ。24歳のMFは「すごく溶け込みやすかった」と、チームのアットホームな環境に感謝を示しつつ、さらなる成長を誓っている。

「選手が優しくて、監督、コーチ、スタッフ含めて歓迎してくれたので、そこは入りやすかったです。チームの練習に入っても競争があって、毎日練習が楽しいので、そういったなかでやれているのはすごく幸せだなと思っています。

 コミュニケーションを取るのは難しいですけど、僕のことに気を遣って英語でゆっくり話してくれるのでそこは助かっていますし、僕ももっともっと上達しないといけないなと思います。ほとんどの選手がフランス語を話したりしているので難しいなと思って聞いています」

 冒頭での言葉にもあったように、三笘はステップアップへの野心を隠さない。今後に向けての目標も具体的に明かしている。

「今24歳ですけど、プレミアリーグ(のクラブ)と契約しているわけで、将来はもっともっと大きなクラブでプレーしたいっていう気持ちもありますし、より高いレベルでプレーしたい気持ちは常に持ってやっています。ワールドカップだったり、日本のフル代表に入って日本を代表するサッカー選手になりたいと思っています」

 さらに三笘は、メダルを逃し、自身もベンチから外れる試合もあるなど、不完全燃焼に終わった東京五輪を振り返り、「大きな経験になりましたし、その悔しさを糧に今頑張っているというところもあるので、将来他のオリンピックにも出たい気持ちはあります」ともコメント。1度きりのキャリアで、やるべきことはたくさんある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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