「フルハシは見事にやっている」古橋亨梧の“去就騒動”に元プレミア得点王も見解!「イングランドからの関心は当然」

2021年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「セルティックは彼をとどめたいと熱望しているに違いない」

古橋の去就は現地でも注目されている。(C)Getty Images

 結果を出せば、注目を集める。ステップアップの機会につながる。それがプロの世界だ。

 夏にヴィッセル神戸からセルティックに移籍して以降、古橋亨梧は公式戦11試合で8得点とゴールを量産し、サポーターの新たなアイドルとなった。

 当然、去就を巡る噂も浮上してくる。イタリア・メディアは先日、サウサンプトンが古橋に注目していると報じた。サウサンプトンはかつて、セルティックからフィルジル・ファン・ダイクやヴィクター・ワニャマといった選手たちを引き抜いた歴史がある。

 古橋自身も、日本メディアのインタビューで、アーセナルでの冨安健洋の活躍に刺激を受けているとし、セルティックで活躍すればプレミアリーグへの「近道」になると話した。この発言には一部から批判の声も寄せられた。

 確かなのは、古橋の周辺が騒がしくなるのは、セルティックにとってあまり好ましくないということだ。
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 かつてサウサンプトンにも所属し、サンダーランド時代にはプレミアリーグの得点王にも輝いたケビン・フィリップスは、『Football Insider』で「セルティックにとっては難しいが、選手たちはプレミアを望むもの。彼らもそれは分かっている。残念だが、プレミアクラブから呼ばれれば、選手が断るのは難しい」と話している。

「セルティックの観点からは、フルハシは見事にやってきた。彼らは何としてでも彼をとどめたいと熱望しているに違いない。彼の意識がそらされるのを望んでいないだろう。だが、そうなっている。彼らは少なくとも彼がシーズンをまっとうすることを望んでいるはずだ」

 さらに、「シーズンのこの段階でチームの最も影響力ある選手のひとりがプレミアクラブから求められることは望まないものだ」と続けた。

「だが、彼のようにうまくやれば、それは当然なことだ。コンスタントに得点すれば、各クラブがかぎつけてくる」

 スコットランドに渡ってまだ3か月も経たないうちに、大きく騒がれるようになった古橋。今後、さらなる道が開けてくるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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