「責任を取る覚悟はできている」。サウジアラビアに0-1で敗れ、吉田麻也が強調「予選が終わったわけではない」

2021年10月08日 サッカーダイジェスト編集部

「終わった時にジャッジしてもらえればいい」

サウジアラビア戦に先発した吉田が、ゲームを振り返った。(C)JFA

 日本代表は日本時間の10月8日、カタール・ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦に臨み、0-1で敗れた。

 日本は6分に柴崎岳が惜しいミドルシュートを打ち込み、24分には南野拓実がヘッドを放つ。29分には大迫勇也がビッグチャンスを迎えたが、相手GKとの1対1を決めきれない。

 49分のピンチは権田修一のビッグセーブで凌いだが、71分には柴崎のバックパスミスを相手に拾われて失点。その後の反撃は実らず、0-1で敗れた。

 試合後、吉田麻也はゲームを次のように振り返った。

「ミスが起こってしまったのはしょうがないので、それも含めてサッカーです。それよりも0-0の時に点を取れなかったのが問題だと思います。よく我慢していたと思いますけど、本当にあの一個だけで、相手に形を作らせることもなかったと思いますけど、これが最終予選だなと思います。もちろん、僕たちも、観ている方たちも満足できる内容ではなかったと思いますけど、予選が終わったわけではないですし、次、絶対に勝ちたいと思います」
 
 とにかく「次に勝つしかない」と言う吉田は、「次のオーストラリアに勝つしかないと思っていますし、サウジとのホームの試合でこの借りは絶対に返したい」とも語り、10月12日にホームで行われるオーストラリア戦に意気込んだ。

「頭の中をしっかり切り替えて、移動も含めてリカバリーが勝負になると思う。良いコンディションでオーストラリアを迎えないといけないですし、確実にホームで勝点3を取らないといけないです。もちろん批判されることは分かっていますが、繰り返しますけどまだ終わっていないので、終わった時にジャッジしてもらえればいいと思っています。その時に結果がでなければ、もちろん協会、監督、選手も責任を取る覚悟ができていると思っているので、終わってから判断してもらえればいいと思います」

 しきりに「予選が終わったわけではない」という趣旨の言葉を強調した吉田。次戦に向けて主将として「前を向いて、背中を押すしかない。自分自身が突き進んで、味方の背中を引っ張っていきたい」とも力強く口にした。

 次戦はチームを勝利に導けるか。吉田のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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