「ブライトンにしか興味がなかった」三笘薫が英紙に語ったベルギーと日本の違い。尊敬しているプレミアの選手とは?

2021年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ブライトンの試合も見ています」

保有元ブライトンの会長と会話したことも明かした三笘。(C)Getty Images

 今夏にJ1リーグの川崎フロンターレから、プレミアリーグのブライトンに移籍したMF三笘薫。現在は、同クラブのトニー・ブルーム会長が所有するベルギー1部のユニオン・サン=ジロワーズにレンタルされ、初の海外生活をスタートさせている。

 ここにきて初ゴール・初アシストを記録するなど、徐々にフィットしてきている24歳が、英紙『The Athletic』のインタビューに応じた。現地時間10月7日付けで公開されている。

 三笘は、「ここに来られてとてもうれしい。誰もが僕に親切にしてくれる」と新生活について語り、「チームに溶け込むのに問題はないです」と手応えを述べている。

「もちろん、文化や人々、食べ物は違うけれど、ブリュッセルには日本食のレストランがたくさんあって、問題はないです。ムール貝とベルギーのフライドポテトはチャレンジしましたが、好みではなかったです(笑)」

 また、移籍に踏み切ったきっかけとなった、ブライトンからのオファーを受けた際の心境を語った。

「簡単な決断ではなかったけれど、難しいことでもなかったです。ヨーロッパのほかのクラブからも興味を持ってもらえていたようだけれど、プレミアリーグはレベルが高く、ブライトンはもっと早くから僕に興味を持ってくれていました。入団のオファーを受けたときは、本当にうれしかった。ブライトンにしか行きたくなかったんです」
 
 記者から、日本とベルギーの相違点について聞かれると、「日本ではすべてが清潔。ベルギーももちろんキレイだけれど、日本のように誰もが自分専用のもの(ロッカールーム)を持っているわけではないことに驚きました。日本ではそれがあるのが普通で、ベルギーはこっちが普通なんですよね。あと、(スタジアムでの)ファンとの距離は日本は遠いけれど、ここではすごく近くて、魅力的です」と語っている。

 そして、ブライトンのブルーム会長とのやり取りも明かしている。

「会長とはオンラインで話したことがあります。ブライトンのことも聞きました。僕はアダム・ララーナやダニー・ウェルベック、ニール・モパイといった選手を尊敬しています。今はベルギーでプレーしているけれど、もし加わるとしたら、うまく溶け込めるんじゃないかなと思いました」

 出場時間は限られているものの、三笘が披露する切れ味鋭いドリブルには現地でも称賛されている。加えて、ユニオンSGは昇格組ながらも、現在ベルギー・リーグ3位と健闘しており、チームそのものの注目度も高い。

 同紙によれば、三笘は2021-22シーズンで、イングランドでの労働許可証を得るためのポイントを獲得し、2022-23シーズンからはブライトンに合流させる計画になっているという。そのためには、A代表に定着する必要がある。Jリーグでは無双だったドリブラーの飛躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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