中国で衝撃のオウンゴールが生まれた。

　現地時間10月５日に行なわれた中国２部リーグ第26節の成都蓉城vs黒竜江の一戦、前者が１点ビハインドで迎えた62分だった。ボールを手に持ったGK張一諾は左サイドの選手へスローイングでパスしようとするも、相手選手が猛然とプレスをかけるのを見て翻意。だが、動作の寸前でやめようとしたために、勢いを止めることはできず。結果、身体はぐるりと反転し、なんと自陣ゴールへボールを投げ入れてしまったのだ。

【動画】自らのスローイングがまさかのゴールへ…中国２部で生まれた衝撃のオウンゴールをチェック

　前代未聞のミスに、ニュースサイト『香港01』は「信じられないようなゴール！」と、驚きをもって伝えている。

「張一諾が力強く投げたボールは、そのままゴールに突き刺さった。カメラには涙を流し、ジャージで目を拭う彼の姿が映っていた。結局、成都蓉城は０-２で敗れ、４位に転落したのだ」
 

　さらには、かつて柏レイソルの南雄太（現・大宮アルディージャ）が犯した同様のミスを引き合いに出し、こう続けている。

「『人民日報』も、張一諾が驚愕のゴールを決めた映像を転載し、『中国２部リーグのGKは、南雄太のミスを再現する』と伝えている。 日本のGKの南雄太は、2004年のサンフレッチェ広島戦で、誤って自陣のネットに放り込んだという、GK史上最も酸っぱいミスを犯している」

　涙を流した27歳の中国人GKは、いつの日かこれを笑い話にできるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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