「球際や切り替えのスピード」森保監督が挙げたサウジ戦のポイント。アウェーマッチは欧州組にとってメリットも

2021年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

収容率100パーセントの観客動員も

暑熱対策も含め、入念な準備を行なっていると語った森保監督。(C)JFA

 日本代表の森保一監督が10月6日、オンライン取材に応じ、勝負のサウジアラビア戦への見通しを語った。

 サウジアラビアとの最終予選の過去における対戦成績では、アウェー戦は2戦2敗。数字が示す通りの難敵を指揮官はこう評価した。

「非常に攻撃的なチーム。攻撃時に人数をかけて、SBも高い位置をとって、厚みのある攻撃を仕掛けてくるチーム。球際の攻守の切り替えが早くて、アグレッシブに戦ってくるチームという印象」
 
 また、10月5日にサウジアラビアのスポーツ省は最終予選の日本戦、中国戦で観客の収容人数を例外的に100パーセントに増加すると発表。6万人以上収容できるキング・アブドゥラー・スポーツシティでは近年稀にみる"完全アウェー"の状況が想定される。

 そんな一戦に向けて森保監督は「強い気持ちを持って試合に臨むチームが勝利に近づくと思う。戦術的なところはしっかりと整理して臨まないといけないが、球際や切り替えのスピードの部分が非常に重要になってくると思う」と展望する。

 とはいえ、日本代表にとって、マイナス面ばかりではない。10月シリーズでは中東のアウェー戦から始まるため、ヨーロッパで戦う選手たちにとっては時差に悩まされず初戦に臨める。指揮官も「長距離移動ではあっても時差が少ないのは負担は軽減されているのかなと思う」とメリットも実感し、「選手たちの表情を見ていても、楽というか、練習をしても大丈夫かなという状況。暑熱対策も含めて、オマーン戦前よりも強度を上げてトレーニングを行なった」という。

 森保監督は「いつも言っていることですが」と前置きし、「目の前の一戦に向けて最大限の準備を進めていく」と宣言した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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