「前半で本当に苦しんだ」冨安健洋に複数メディアが厳しい評価。「ファンを苛立たせた」プレーとは?

2021年10月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「守備で再びソリッドだった」という評価も

4試合目のブライトン戦では苦しい対応を余儀なくされた冨安。(C)Getty Images

 どんなに優れた選手でも、シーズン中にうまくいかない試合はある。大切なのは、それを糧にすることができるかだ。

 アーセナルの冨安健洋は10月2日、プレミアリーグ第7節のブライトン戦で先発フル出場した。デビューから3試合で絶賛されてきた日本代表DFだが、この日はマルク・ククレジャに苦しめられ、厳しい評価も受けている。

 数々のスタッツと堅実なプレーでチームやファン、識者から賛辞を寄せられてきた冨安。だが、この日は複数メディアの採点で厳しい評価をつきつけられている。

 例えば、『EUROSPORT』は4点とかなり手厳しい採点。地元紙『Evening Standard』も5点をつけ、「加入からエクセレントだったが、きょうは特に前半で本当に苦しんだ。後半は少し改善」と報じた。

 同じく5点をつけた米スポーツチャンネル『ESPN』は、「若いDFにとっては学びの経験。厄介な相手との対戦ではもっとうまくやらなければならない」と、さらなる向上を求めている。
【動画】ブライトン戦で犯した冨安の珍しいミス
 
 一方で、英衛星放送『Sky Sports』は及第点の6点をつけ、『football.london』も「守備で再びソリッドだった」と6点をつけた。ただ、同メディアは「スローインは要改善。ファウルスローの数はエクトル・ベジェリンへのトリビュートのようだった」ともつけ加えている。

 このファウルスローについて、football.londonは別の記事でも「ブライトン戦では(ベジェリンの)記憶が蘇った。トミヤスが前半に2度のファウルスローをし、ファンを苛立たせた」と報じている。だが、評価の"手のひら返し"には至っていない。

「それらのちょっとした軽率さを除けば、トミヤスは右SBで再びまずまずの出来で、イングランドサッカーへの早い適応には満足だろう」

 最終的に試合は0-0のスコアレスドローで終了。連勝こそ止まったが、アーセナルは公式戦ここ5試合で4度目のクリーンシートを達成している。次節はインターナショナルウィーク明けの18日、ホームでクリスタル・パレスと対戦。冨安は、次戦で挽回することができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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