その活躍は、母国でも話題となっている。

　10月２日にノエビアスタジアム神戸で行われたJ１リーグ第31節で、４位のヴィッセル神戸は５位の浦和レッズと対戦。５‐１で上位対決を制した。

　神戸のゴールラッシュを呼び込んだのが、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。１点を先制して迎えた21分に、鮮やかなFKを突き刺して追加点を挙げると、34分にも敵に当たってコースが変わったとはいえ、エリア外からの右足ミドルで自身２点目を奪取する。
【動画】「美しい」と母国メディアも絶賛したイニエスタのFK弾＆２点目のミドル
 

　さらに、49分に１点を返された４分後には、正確な左足のクロスで、武藤嘉紀のヘッド弾をお膳立て。２ゴール・１アシストの活躍を見せた。
【動画】左足でピンポイントクロス！武藤のヘッド弾を演出したイニエスタの絶品アシスト

　この圧巻のパフォーマンスに、スペイン全国紙の『MARCA』は、「イニエスタの独壇場。２ゴール・１アシスト」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「イニエスタは神戸が浦和を５‐１で下した一戦で秀逸だった。地元の観衆に圧倒的な勝利をもたらした」

　FKについては、「美しいゴールで２‐０とした。いとも簡単に右足でファーサイドを射抜き、敵のGKを驚かせた」と紹介。２点目に関しては「運が良かった」と伝えた。

　そして、アシストについても、「ムトウが快適にフィニッシュできるように、完璧に測ったボールを左足で中央に送り込んだ」と絶賛している。

　母国のファンも37歳の健在ぶりを感じたことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部