横浜FCが5試合ぶりの勝利、暫定で最下位脱出! ACL出場権を争う鹿島はホームで痛恨の敗戦…

2021年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜FCが鹿島から前半で2点をリード

横浜FCは瀬古(6番)、ジャーメイン(14番)が得点を挙げた。写真:滝川敏之

 J1リーグは10月2日、各地で31節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズ対横浜FCの一戦が行なわれ、横浜FCが2-1で勝利を収めた。

 ACL出場権を争う6位の鹿島と最下位の横浜FCの激突は、立ち上がりこそ鹿島が押し気味にゲームを進めたものの、先行したのはアウェーチームだった。17分、敵陣ペナルティエリア手前でFKを得た横浜FCは、ボランチの瀬古樹が直接ねじ込む。鹿島を相手に敵地で先制点を奪った。

 先制された鹿島だが主導権は渡さず、31分にはCKからDF関川郁万がクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど、得点の雰囲気を漂わせる。

 しかし、前半終了間際の42分、横浜FCが追加点。CKからの瀬古のクロスに高橋秀人が反応し頭ですらすと、ファーサイドでジャーメイン良が押し込みネットを揺らした。横浜FCが2点リードで前半を折り返す。
 
 2点ビハインドで後半を迎えた鹿島は、スタートから土居聖真と松村優太を投入。すると、開始早々の46分に松村のクロスから土居のシュートで横浜FCゴールを急襲。これは相手GKスベンド・ブローダーセンに阻まれるものの、こぼれ球を拾った荒木遼太郎のクロスに上田綺世が頭で合わせゴールネットを揺らす。鹿島が1点を返す。

 1点差に迫った鹿島だが、その後は横浜FCの粘り強い守備を崩し切れない。終盤は中村俊輔も投入してうまく試合を運んだ横浜FCが2-1で逃げ切った。横浜FCは勝点を22に伸ばし、翌日に試合がある大分をかわして暫定で19位に浮上した。一方の鹿島は勝点53にとどまり、ACL出場権争いをする中で痛恨の1敗となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】瀬古樹が鹿島を相手に先制の直接FK弾!

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