「危機的状況にある」主将ブスケッツがバルサの現況を語る「監督を解任するのは簡単だが…」

2021年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

直近5試合でわずか1勝と低迷

ブスケッツ(左)がクーマン監督(右)の解任論に言及した。(C)Getty Images

 主軸2人が過熱するクーマン解任論に言及した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 現地時間9月29日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節で、バルセロナ(スペイン)はベンフィカ(ポルトガル)と敵地で対戦。開始3分にカウンターからあっさり先制を許すと、その後は得点を奪えず、69分と79分に追加点を献上して0-3の完敗を喫した。
【動画】ベンフィカに完全に崩される!バルサが許した2失点

 バルサは、CLで2連敗となり、この一戦を含め直近の公式戦5試合でわずか1勝と低迷。ロナルド・クーマン監督の立場が日増しに厳しくなるなか、4人のキャプテンのうちの1人、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツがベンフィカ戦後にチームの現状を語っている。

「監督を解任するのは簡単だ。だが、実際問題、この状況の責任は我々全員にある。正直、これは危機的な状況なんだ。ただ、チャンピオンズ・リーグはまだ2試合しかしていないので、反撃に集中しなければならない。ディナモ・キエフ(ウクライナ)に2度勝ち、ライバルの動向を見極める必要がある。このグループステージには長い道のりが残されているので、前向きに頑張らなければならない」
 
 また、オランダ代表MFフレンキー・デヨングも、同胞の指揮官の進退と、今後に対して思いを明かしている。

「監督を変えたからといって、何かが解決するとは思えない。だが、選手の忠誠心は58歳の監督には十分ではないかもしれない。我々はあらゆることに挑戦し、トレーニングに励み、フィールドでもベストを尽くしているが、今日は僕らの日ではなかった、それは明らかだ。僕はまだ我々が通過できると信じている。残りの試合に勝たなければならない。最初の2試合は負けてしまったが」

 大エースのリオネル・メッシが去り、過渡期を迎えたスペインの雄は、威厳を取り戻すことはできるのか。今週末にはラ・リーガ第8節で、王者アトレティコ・マドリーとの大一番を迎える。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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