プレミアリーグとイングランドサッカーのレジェンド、それも右SBで一時代を築いた先輩の賛辞は、冨安健洋の評価をさらに高めるのではないだろうか。

　冨安は現地時間９月26日、プレミアリーグ第６節のトッテナム戦にフル出場し、３-１の勝利に貢献した。

　デビューから２試合と同様、日本代表DFは宿敵とのノースロンドン・ダービーでも高く評価されるパフォーマンスを披露。ファンやメディア、識者の評判は右肩上がりだ。アーセナルでキャプテンを務めたレジェンドOBのトニー・アダムスも、「トミが大好き」と賛辞を寄せている。

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　現地メディア『HITC』によれば、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍し、現在は辛口のコメンテーターとして人気を博しているガリー・ネビルは、衛星放送『Sky Sports』で初めて直接見たという冨安を称賛している。

　ネビルは「彼には感銘を受けたよ。良かったね。彼のことを生で見たのは初めてだ」と述べた。
 

　２点をリードして迎えたアディショナルタイム、アーセナルはルーカスのシュートを守護神アーロン・ラムズデイルがセーブ。クロスバーに当たってこぼれたボールを処理したのが冨安だ。

　ネビルはこの場面で冨安に言及し、「彼があれをしたのは２度目だ。詰められていたら、彼らにといって痛手となっていたかもしれない」と、失点回避に貢献したプレーを称賛している。

　ルーズボールの処理の早さといった、派手さはないが重要なプレーを元DFのレジェンドからほめられたことは、冨安にとっても誇らしいだろう。

　デビューから３試合目にして初めて失点こそしたものの、加入から３連勝とチームに勢いをもたらした22歳。来月２日の次節では、６位と好調のブライトンと対戦する。再び好パフォーマンスで株を上げたいところだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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