フル出場の冨安、安定した守備で抜群の存在感を発揮!宿敵トッテナムに3発快勝のアーセナルは3連敗後に3連勝

2021年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半だけで3ゴール

ソン・フンミン(右)とマッチアップする冨安。(C)Getty Images

 現地時間9月26日に開催されたプレミアリーグ第6節で、13位のアーセナルは10位のトッテナムとホームで対戦。冨安健洋が右SBで、リーグ戦3試合連続で先発に名を連ねた。

 開幕3連敗から冨安がデビュー後は2連勝と復調傾向のアーセナルは、開始12分に試合を動かす。サカがペナルティエリア右からグラウンダーでクロスを送り込むと、スミス・ロウがダイレクトで合わせネットを揺らした。

 22分には冨安がオーバーラップに出て行っていたところで、ソン・フンミンに左サイドの突破を許し、左足で強烈なシュートを浴びるが、守護神ラムスデイルが弾き出す。

 迎えた27分、ホームチームはエースの一撃でリードを広げる。速攻からスミス・ロウが左サイドを一気に駆け上がり、中央へラストパス。待ち構えたオーバメヤンが左足で流し込んだ。ガボン代表FWはリーグ戦2点目となった。

 これで完全に勢いに乗ったアーセナルは34分にも、カウンターから持ち上がったサカが、守備に戻ったケインにエリア内でパスをブロックされるが、セカンドボールを自ら回収し、右足で追加点を奪取。開幕5試合で総得点2だったアーセナルが、宿敵から前半だけで3点を奪う。
 
 後半に入って52分には冨安が自陣でのインターセプトから右サイドを駆け上がり、サカからリターンパスを受けると、ダイレクトでゴール前にクロスを送り込むが、相手DFにブロックされる。

 逆に61分には、日本代表DFはケインの強烈なミドルシュートをラムスデイルが横っ飛びで防いだこぼれ球にいち早く反応し、スライディングでの決死のクリアでかきだした。

 その後はややオープンな展開となり、79分にソン・フンミンに1点を返されるが、大勢に影響はなし。3-1でアーセナルがノースロンドン・ダービーを制した。

 フル出場の冨安は、攻めあがる場面こそそれほどなかったものの、終始落ち着いたプレーと安定した守備対応を見せ、リーグ戦3連勝に貢献している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「みんなを驚かせた」と英紙が注目した冨安のデビュー戦での衝撃プレー

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