【J1展望】1stステージ・17節|FC東京-清水|ドイツに旅立つ前のラストダンス。武藤は有終の美を飾れるか!?

2015年06月26日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京――試合後に武藤の壮行セレモニーを実施。清水――苦手のFC東京を叩き、最下位脱出なるか。

故障者/FC東京=米本、羽生、佐々木 清水=碓井、平岡、白崎、村田
出場停止/FC東京=なし 清水=M・デューク

J1リーグ 1stステージ・17
FC東京 - 清水エスパルス
6月27日(土)/19:00/味の素スタジアム
 
FC東京
リーグ成績(16節終了時):3位 勝点32 10勝2分4敗 21得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●FWに前田、MFに東など、前節に鳥栖と戦ったメンバーがベースになるか。
●週明けに別メニュー調整を行なった太田、武藤、梶山も揃って出場の見込み。
●足の怪我から復帰した石川、前節の鳥栖戦でJ1初ゴールを決めた中島が攻撃の切り札になる?
 
【担当記者の視点】
 ドイツに旅立つ前のラストダンス。第1ステージ終了後にマインツへ完全移籍する武藤にとって、今回の清水戦は思い出深い味スタでの今季最終戦になる。16節まで7アシストと好調・太田とのホットラインでゴールを奪えるか。いずれにしても、武藤のパフォーマンスが最大の見どころになる。
 
 相手は最下位の清水。第2ステージに向けて良い流れを作るためにも、ホームできっちりと白星を掴んでリーグ4連勝を飾りたい。試合後に行なわれる武藤の壮行セレモニーに花を添える意味でも、勝利は必須だ。
 
 直近の2試合では、橋本や中島といった序盤戦に出番がなかった若手がその鬱憤を晴らすかのように躍動。彼らの台頭がチーム内の序列にどう影響を与えるかも、ポイントのひとつになるはずだ。

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清水エスパルス
リーグ成績(16節終了時):18位 勝点13 3勝4分9敗 20得点・29失点
 
【最新チーム事情】      
●前節で甲府に敗れ、ついに最下位へ転落。
●これまでリーグ戦全試合出場のM・デュークが出場停止。
●怪我人が戻りつつあるのが数少ない好材料。
 
【担当記者の視点】
 前節はリーグ戦で史上初めて甲府に敗れ、最下位に転落。今季は2ステージ制とはいえ、文字どおり後のない状況に追い込まれた。今節はアウェーでのFC東京戦だが、リーグ戦の同一カードにおける勝ち星は、2012年の4月まで遡る。ここ3年のリーグ戦は1勝2分3敗と苦手とする相手に、なんとか一矢を報いたいところだ。
 
 この試合に向けて、チームはクロスへの守備対応を強化すべく練習に取り組んできた。なかでも気を付けたいのが、清水OBでもある太田の左足。クロスを撥ね返すことが求められる3バック、太田と同サイドで対峙する枝村の守備対応に注目だ。
 
 また、本田が「(太田)宏介はいいFKを持っているから低い位置でのファウルに気を付けたい」と語るように、自陣での軽率なファウルにも注意すべきだろう。
 
 今節は、これまで全試合出場のM・デュークが累積警告により出場停止。代役は内田か河井が考えられるが、両者とも縦への推進力では助っ人に劣る。厳しい状況に違いないが、その内田やC・ヨンアピンなど、怪我人が戻りつつあるのは数少ない好材料。チーム一丸となり、苦境を乗り越えたい。
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