「誇りあるJリーグを作り上げるために」名古屋・中谷進之介がFC東京戦の被ファウルに言及。「故意か故意じゃないかはわかる」

2021年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

81分のレアンドロのファウルはVARの末レッドカード判定に

「もう一度リスペクトの気持ちと共に進んでいくべき」と訴えた中谷。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 名古屋の中谷進之介は9月23日、自身のツイッターを更新し、前日のFC東京戦でのファウルを受けたシーンに警鐘を鳴らした。

 問題となったのは、第32節・FC東京戦、81分のシーン。FC東京のレアンドロが、相手の最終ラインにプレスをかけた際に中谷進之介の顔面を肘打ちしてしまい、VARチェックの結果、一発退場となった。

 試合後に中谷自身もファウルを受けたシーンについて「選手を守ってほしいので、Jリーグにはなにかしら対応してほしい。1試合出場停止では物足りない」とコメントを残していた。

 一夜明けて、自身のSNSを更新した中谷は、負傷箇所の診断結果とともにレアンドロのファウルについて以下のように言及した。

「名古屋ファミリーの皆様そしてJリーグを愛する皆様へ。本日病院に検査に行き顔の骨に異常はありませんでした。傷はあるのでそこがよくなることが最優先ですね。家族からも言われましたがあと少し内側でしたら肘が目に直撃だったのでホッとしています。

 昨日の会見に関して賛否両論あると思います。問題を表面化せず時間が解決するのを待つのが日本の社会。発言することで発言者が不利になるのでみんな意見を言わなくなる。昨日に関しては波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした。例えば、競り合い時に肘が当たってしまう。フットボールをしていたら起こりうる事です。今までの試合で僕も当ててしまったことはあると思います。ただ選手も故意か故意じゃないかはわかる。

 誇りあるJリーグを作り上げるために、もう一度リスペクトの気持ちと共に進んでいくべきだと感じています」

【動画】中谷がファウルを受けた問題のシーンも(2:20~)、FC東京戦のハイライト
 
 この投稿に多くのファンが反応し、以下のようなコメントが寄せられた。

「あれは酷い。スポーツマンとしてリスペクトがない」
「しっかりと抗議した姿勢に敬意を表します。サッカーは殴り合いではありません。ひとまず異常無しなのは良かったです」
「とにかくシンが無事でよかった」
「このような発信はすべきだと思います」
「勇気ある発言。これから未来のための発言だと思います」

 また、Jリーグ側にも「ちゃんとした対処をJリーグが行うことを願ってやみません」というファンからの願いも寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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