猶本光のキックが絶品!浦和レディースの命運を握るチャンスメーカーに注目

2021年09月21日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

特筆したいのは…

N相模原戦では左サイドハーフで先発した猶本。先制ゴールをアシストした。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 三菱重工浦和レッズレディースは9月20日、WEリーグ2節でノジマステラ神奈川相模原と対戦し、2-0で勝利を収めた。開幕から2連勝で、暫定首位に立っている。

【WEリーグPHOTO】精度の高いプレースキックでチャンスを創出!浦和L猶本光を特集!

 N相模原戦で目立っていたのが、背番号8の猶本光だった。

 左サイドハーフで先発したこのMFは、試合を通して素晴らしいキック精度を披露する。

 最大のハイライトは10分。鋭いCKをゴール前に供給し、高橋はなのヘディングでのゴールを演出。高橋からは「ヒカルさんが良いボールを入れてくれて、触るだけでした」とその質を絶賛されるほどの絶妙なアシストだった。

 後半にも、47分には南萌華の、56分には菅澤優衣香のヘディングをお膳立てし、57分には再び南の決定的なシュートチャンスを作り出した。相手にとっては脅威だったに違いない。
 
 さらに特筆したいのは、利き足の右足だけでなく、左足も遜色ないと言っていいくらいのクオリティである点だ。

 前述した47分の決定機は左足でのクロスだった。右足でのCKが一度はね返されたものの、左足に持ち替えて、ドンピシャのクロスを送っているのだ(26分の左足のシュートもポストに阻まれたものの強烈だった)。

 今季の浦和は「チームでセットプレーで今年はもっと点を取ろうと話をして、結構練習でもやっている」(高橋)という。

 今後、セットプレーやクロスでの得点がますます増えそうだ。その命運を握るチャンスメーカーに注目したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】可憐にタフにピッチを舞う、なでしこ猶本光の厳選フォトギャラリーをお届け!

【WEリーグ第2節PHOTO】浦和L2-0N相模原|浦和Lが開幕連勝!菅澤優衣香の2戦連発弾など2得点!

【WEリーグPHOTO】先制ヘッド&グッドスマイル!攻守にわたって活躍を見せたCB高橋はなを特集!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事