「圧倒的なパフォーマンスだ」冨安健洋がマークした“驚異のスタッツ”に現地注目! もたらした「アーセナルに足りなかったもの」とは?

2021年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「序盤戦のヒーローのひとり」と称賛

フィジカルの強いバーンリーを相手に1対1で抜群の強さを発揮した冨安。(C)Getty Images

 現地時間9月18日に開催されたプレミアリーグ第5節で、冨安健洋が加入したアーセナルは、敵地でバーンリーと対戦。30分にMFマルティン・ウーデゴーが直接FKを叩き込んで奪った1点を守り切り、2試合連続で1‐0の勝利を飾った。

 連続完封勝利に寄与したのが、前節のノーリッジ戦で新天地デビューを飾った冨安健洋だ。その試合と同様に右SBでスタメン出場を果たすと、とりわけ1対1の守備で抜群の強さを発揮。1週間前と比べ、敵陣深くまで顔を出すシーンは少なかったものの、積極的にボールを受けて、ビルドアップでの貢献度も低くなかった。

 現地メディアの公式ツイッターは、『Squawka Football』は、その日本代表DFがマークした驚異的なスタッツを、次のように紹介している。

・空中戦勝率:100%
・デュエル勝率:100%
・タッチ数(最多)
・デュエル:5回
・リカバリー:5回
・クリア:5回
・空中戦:4回
・インターセプト:1回
・タックル:1回

 さらに試合後にミケル・アルテタ監督とエースのピエール=エメリク・オーバメヤンが冨安に駆け寄る写真を添付し、「アルテタとオーバメヤンは感銘を受けた」と紹介している。
【画像】「アルテタとオーバメヤンが感銘」と現地注目!指揮官とエースが冨安に駆け寄ったシーン
 
 さらに 『101 GREAT GOALS』は、このスタッツを引用しながら、「バーンリー戦の勝利におけるトミヤスのパフォーマンスの背後にあるデータは、アーセナルの補強戦略が機能していることを証明している」と題した記事を掲載。次のように報じている。

「バーンリー戦で圧倒的なパフォーマンス。今夏の移籍市場最終日にボローニャから加入したトミヤスは、序盤戦のヒーローのひとりだ」

 さらに、「トミヤスはエクトル・ベジェリン(ベティスに移籍)、カラム・チェンバース、セドリク・ソアレスが同様の役割(右SB)でプレーした時、アーセナルに足りなかった守備面での保証をもたらす」と指摘。冨安をはじめ、GKアーロン・ラムズデイル、MFアルベール・サンビ・ロコンガ、MFマルティン・ウーデゴー(レンタルから完全移籍)ら今夏に投資した選手が「かなり影響を与えている」と綴っている。

 際立つスタッツをマークし、チームに特大の効果をもたらしている冨安。次節、宿敵トッテナムとのノースロンドン・ダービーでのプレーに大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「皆を驚かせた」と英紙が注目した冨安の衝撃プレー

【PHOTO】2021年夏に欧州で新天地を求めたサムライたち

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