「暑さで選手が倒れてしまう」マジョルカ指揮官、“アジア向けキックオフ時間”に苦言!「久保とイ・ガンインがいるからって…」

2021年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

注目のビジャレアル戦は現地14時に開始

久保とイ・ガンイン(右)が加入したマジョルカは、デーゲームが多くなるのか。(C)Mutsu FOTOGRAFIA、Getty Images

 現地9月19日に開催されるラ・リーガ第5節で、久保建英が所属するマジョルカは、ホームでビジャレアルと対戦する。

 久保にとっては、レアル・マドリーからのレンタルで昨シーズンの前半戦に半年間だけプレーした古巣との対戦。ウナイ・エメリ監督の下で満足な出番を与えられず、挫折を味わっただけに、"リベンジ" の機会として注目されている。

 同時に期待されているのが、韓国代表MFイ・ガンインとの共演だ。0‐2で敗れた前節のアスレティック・ビルバオ戦では、ともにピッチに立ったのは5分だけだったが、2人の絡みからチャンスを構築した場面があった。とりわけ韓国のファンは、新天地デビューを果たした"至宝"のプレーに注視しているだろう。

 そんなこの試合のキックオフ時間は、現地の14時(日本時間の21時)。スペインのファンにとっては早すぎる時間帯で、何よりまだ日差しが厳しい。アジアの視聴者を意識した設定にしているのは言うまでもない。
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 17日に会見に応じたマジョルカのルイス・ガルシア監督は、こうした状況に苦言を呈した。地元紙『Diario de Mallorca』が伝えている。

「良い時間ではない。 特にファンのためにはね。 食事も変えなきゃいけない。 例えば、10時半頃にブランチをとるように選手たちにお願いした。それで実際にゲームに参加する必要がある」

 さらに指揮官は、「暑ければ、身体が重くなり、終盤に選手が倒れてしまう。パフォーマンスに影響を与える」とし、「(久保とイ・ガンインの)2人がいることで、我々はこの時間帯に何試合もプレーするつもりだという印象を与える」と懸念を示した。

 エスパニョールが2部に降格した一昨シーズンも、中国代表のウー・レイがプレーしていることでデーゲームが多くなり、消耗を招いたとの指摘もあった。

 L・ガルシア監督にすれば、「毎試合は困る」と釘を刺したかったのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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