相馬アントラーズの真の姿。ホームG大阪戦で「自信を持って、ぶつけられる準備はできた」

2021年09月18日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分たちを否定する必要はまったくない」

G大阪戦で悪い流れを止められるか。相馬監督は「エネルギーを持ってホームで暴れる、そういう姿を見せたい」と気合いを入れる。(C)KASHIMA ANTLERS

 9月に入ってから、鹿島アントラーズはいまだ白星がない。名古屋グランパスとのルヴァンカップ準々決勝では、アウェーでの第1戦、ホームでの第2戦はいずれも0-2で敗れた。続くJ1第28節のアビスパ福岡戦は0-3の完敗。目下公式戦3連敗中だ。

 この悪い流れを、カシマスタジアムで迎える次節のガンバ大阪戦で食い止めることができるか。相馬直樹監督は「自分たちがどう振る舞えるか。ホームのピッチで暴れることができるような、そういうメンタリティを持って入ることが大事」と語る。

 黒星が並んだ直近3試合を振り返れば、「自分たちが招いた部分でもある」「少し集中を欠いたなかで先にリードを許した」と悔やむ。

 それでも、「だからといって、すべてが悪いという話ではない」。選手たちにも「自分たちがやってきていることに、そんなに悲観しないでほしい」と伝えたという。

「うまく行かない流れのなかで、"たられば"の話になりますが、十分にチャンスを作れているところはありました」
 
 継続すべき部分は続けて、そして改善すべきポイントには手を加える。

「勝っていた時は、もう一歩、自分たちが前へ(行けていた)。相手との距離にしても詰まっていたよね、と。切り替えにしても、いろんなことがあると思いますが、そのあたりをもう一回、確認しました。

 自分たちを否定する必要はまったくない。我々の戦い方にしっかりと自信を持って、ぶつけられる準備はできたと思っています」

 G大阪戦では、本来の相馬アントラーズの姿を見せて勝利を掴み取りたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

【荒木遼太郎 PHOTO】常勝軍団を牽引する若きエース
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事