「なぜ俺たちに意見を聞かない?」イブラ、選手不在のESL構想を糾弾!「考えた奴らは間違っている」

2021年09月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「今回は自分がスーパーマンだとは考えず、身体に聞いてみる」

先日のラツィオ戦で4か月ぶりにピッチへ帰ってきたイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

 ミラノの神も、肉体の限界は否めない。

 負傷でチャンピオンズ・リーグ開幕戦を欠場したミランのズラタン・イブラヒモビッチが、セリエA次節ユベントス戦の出場について、無理はしないと話した。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が報じている。

 左ひざの負傷で開幕から欠場していたイブラヒモビッチは、現地時間9月12日のセリエA前節ラツィオ戦で途中出場。復帰を果たすと、いきなりゴールを決めて2-0の勝利に貢献し、存在感を見せつけた。

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 だが、15日のリバプール戦では、アキレス腱の問題で再び戦列を離脱。そして19日のユーベ戦に向け、イブラヒモビッチは16日に「様子を見よう」と話している。

「腱にちょっとした問題がある。それ以外は全て大丈夫だ。リスクを冒して影響させたくない。シーズンを通じて常にいられるように肉体を保ちたいんだ。昨年のように、1試合に出て、その後の試合を欠場するようなことはしたくない。今回は自分がスーパーマンだとは考えず、身体に聞いてみる。俺の問題は仕事をし過ぎてしまうことなんだ。苦しい時こそ好きだからね」

 さらに、39歳のスウェーデン代表FWは「頭はとても大切だ。意識はしっかりしている」と続けた。
 
「でも、身体が常に付いてきてくれなくなっているんだ。残念ながら、いつも身体と折り合いがつくようではなくなっている。でも基本は、頭がしっかり準備できていないと、身体も付いてこない」

 さすがのイブラヒモビッチも、あと2週間と少しで40歳という年齢の影響は避けられないようだ。一方で、様々な経験を積んできた"神"は、春に世界を騒がせた欧州スーパーリーグ(ESL)構想にも言及。「新型コロナウイルスになって多くのクラブが代償を払い、サポーター(観客動員)やスポンサー(収入)で収支が戻らず、より苦しんだクラブは早期の資金回復を目指した」と語り、こう糾弾した。

「だが、誰も選手に尋ねようと思わなかったよな。最初に尋ねるべきは、俺たちのはずだ。俺たちはそこでやりたいのか、とね。だから、スーパーリーグを考えた奴らは始めから間違えていたのさ。なぜなら、ピッチに立つのは俺たち選手だからだ」

 ESLを主導したレアル・マドリー、バルセロナ、ユベントスをはじめ、構想に賛同したクラブたちは、イブラヒモビッチの言葉をどのように受け止めるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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