元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが、古巣に帰還したスーパースターのある行動に言及した。英紙『Daily Mail』などが伝えている。

　現地時間９月14日、チャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第１節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドは、ヤングボーイズと敵地で対戦。イケル・カシージャスが持つCL最多出場記録（177試合）に肩を並べたクリスチアーノ・ロナウドが幸先よく先制点を奪ったものの、35分にアーロン・ワン＝ビサカが危険なタックルで一発退場となる。

　以降はホームのヤングボーイズに押され、56分に同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムにはジェシー・リンガードの不用意なバックパスを拾われ、痛恨の逆転弾を献上。大事な初戦を１-２で落としている。

　そんな一戦で、ファーディナンドが現地局『BT Sports』の解説番組に出演した際、注目したのは、途中交代したC・ロナウドがベンチで見せた行動だ。

　数的不利の状況もあり、72分にピッチを退いたポルトガル代表FWは、フランスを破ってEURO2016を制覇したときと同じように、タッチライン際で大声を出し、味方を鼓舞していた。

【画像】スールシャールの横で、大声を張り上げるC・ロナウド"監督"

　この行動に、かつてオールド・トラフォードでC・ロナウドと共に戦った42歳のレジェンドは、こう語っている。
 

「もし僕が監督だったら、正直、彼には『座れ』と言っている。ただ、彼は情熱的な男だ。勝利に必死だし、我慢できないんだ。もしそれが、あそこに行って監督の横に立ち、指示を叫ぶなどの行為をしなければならのであれば、好きにすればいい。彼ほどの地位と名声を持った人物がゲームに参加しているのであれば、異議を唱えることはできないだろう」

　一方で、ファーディナンドは、オレ・グンナー・スールシャール監督は今シーズン、トロフィーを獲得できなければ、解雇されるだろうとも説明している。

「トップ４で戦っている監督の中で、オレはまだこのレベルで勝てることを証明していない。彼はここまで求められたことをやってきたが、今はD-Day（計画開始予定日）だ。彼によって形作られたチーム、素晴らしい移籍市場、このクラブの文化を変えることができる人々がいる。それをトロフィーに結び付けなければ、他の監督と同様に首を切られることになるだろう」

　CR７の加入は、ノルウェー人指揮官のレッドデビルズでのキャリアを延命させることになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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