「2年に1度のW杯は評価すべきだが…」イタリア代表監督が改革案に言及!今後クラブで指揮を執るかとの問いには…

2021年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もし2年に1回のペースになったら…」

マンチーニがW杯の隔年開催に意見した。(C)Getty Images

 今夏、母国イタリアを53年ぶりの欧州制覇へ導いたロベルト・マンチーニ監督が、世界中で激論を起こしているワールドカップ(W杯)改革について語った。イタリア紙『Tuttosport』が報じている。

 かつて指揮官としてアーセナルの黄金時代を築き、現在は国際サッカー連盟でグローバル・フットボール開発チーフを務めるアーセン・ヴェンゲルが中心となって推し進めているW杯の開催を2年に1度とする改革案。先日には意見を聞くため、現役および引退した選手や監督80人以上を招待した会議も開かれるなど、現在活発化を極めている。

 そうしたなか、マンチーニは故郷で開かれた自身の記念イベントに出席した際に、この案に対して「2年に1度のW杯は評価すべきことだ。ただ、W杯は4年に1度の魅力的なイベントだ。もし2年に1回のペースになったら、W杯、EURO、W杯(と短い間にスケジュールがパンパン)になるね。分からないけど、話し合ってみないと」とコメント。反対派ではないことを示唆しつつも、実現には様々なクリアしなければならない課題があるなかで、慎重な姿勢を見せた。
 
 また、2018年5月にゼニト・サンクトペテルブルクを離れて以来、遠ざかるクラブチームでの指揮にも言及。「今はW杯に集中して、早く予選を通過しなければならない。それにネーションズリーグでも優勝を目指さないと。クラブのことは考えず、代表チームに集中しているよ。代表チームのコーチを務めることは、最も美しいことだ」と訴え、アッズーリへの愛を強調した。

 これまで選手やクラブの監督が意見することはあったが、『Tuttosport』も「マンチーニが口火を切った」と伝えたように、現役の代表指揮官が隔年開催案を語るケースは中々なかった。より良い結論へ、今後さらにあらゆる立場からの意見が必要となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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