広島がドイツの名門ケルンと育成業務提携を締結! ヴェーレCEOは「重要なつながりとなる」と期待感

2021年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブの成長・発展につながると確信しております」(広島・仙田社長)

広島がケルンとの業務提携締結を発表した。(C)SOCCER DIGEST

 サンフレッチェ広島は9月15日、ドイツ・ブンデスリーガのケルンと育成業務提携を結んだことを発表。なお期間は、2021年9月1日から2024年8月31日までとなっている。

 ケルンは1963年に発足したブンデスリーガの初代王者。リーグ戦で3度、カップ戦で4度の頂点に輝いており、かつてジェフユナイテッド市原でプレーした元西ドイツ代表のピエール・リトバルスキー氏や、2017年から約3年間ヴィッセル神戸に所属したルーカス・ポドルスキらスター選手を輩出した育成力にも定評がある。

 今回の業務提携は、主にアカデミー選手の育成プログラムの追加と強化(留学を含む)や、アカデミー指導者の能力向上(留学、研修、ミーティング)、クラブの国際化と交流に加え、ドイツからの先端技術、戦術、経営、運営の情報収集を主な目的としている。
 
 広島の仙田信吾社長は、「ドイツ有数の名門クラブである『1.FCケルン』様よりお話をいただいた」とし、「1.FCケルンは若い世代の育成に非常に長けており、その経験やノウハウを吸収することが、クラブの成長・発展につながると確信しております」と期待感を口にした。

 一方でケルンのヴェルナー・ヴォルフ会長は、「1.FCケルンと日本は何十年もの間、密接に結びついてきました。このたびの広島との業務提携により、常に相互尊重と信頼を特徴づけてきたこの特別な関係に、新たな命を吹き込むことができるでしょう」とコメント。

 またアレクサンダー・ヴェーレCEOは、「私たちにとって、日本は多くの面で興味深い市場。スポーツ・マネジメントの専門知識を共有し、アジアにおけるFCの認知度を高め、新たなパートナーを獲得するためにも、FCファミリーや日本文化において、大きな役割を果たす特別な伝統意識が、重要なつながりとなると考えています」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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