「帰化選手など怖くない!」「グループ最弱」中国代表、ベトナム・メディアにこき下ろされる。超豪華な“合宿環境”も揶揄

2021年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

韓国の専門誌も「中国はグループ最弱」

背水の陣で10月の連戦に臨む中国代表。第3節のベトナム戦は生き残りを懸けた大一番になる。(C)Getty Images

 ワールドカップ・アジア最終予選で2連敗スタートとなった中国代表。なかなかチームを取り巻くムードは高まってこないようだ。
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 現地9月13日、UAE・シャルジャで集中キャンプを張っているチームは、次なる10月シリーズ(ベトナム、サウジアラビアと対戦)に向けて練習を再開。日本戦での采配にも批判的な意見が殺到した李鉄監督も元気な姿を見せ、選手たちはフィジカルメニューを中心に汗を流した。

 そんな中国代表チームに偵察を兼ねて密着しているのが、10月7日に戦うベトナムのスポーツメディア『The Thao 247』だ。「どちらも連敗中だが、中国はグループ最弱。ベトナムは確実に勝利しなければならない」と論じつつ、シャルジャでの"豪華すぎる環境"を揶揄した。

「とにかく中国サッカー協会は今回の合宿にとんでもない経費をかけている。滞在しているのはUAEでも有数の5つ星ホテル。選手は2人で1部屋を使用しているが、協会は実に16フロアを貸し切り、巨大なプール、最新器具の揃ったジム、ミーティングルームも快適だ。中華料理を振る舞う専門シェフが同行しており、ホテルからクルマで15分の距離にある練習場へは、4台のチャーターバスで移動している。北京、ドーハ、シャルジャ、ジェッダなどへはもちろんチャーター機を利用。さらに大金をはたいて、強豪国とのテストマッチも計画しているという」
 
 同じくベトナムの全国紙『Soha』も、中国は母国代表よりも実力が下と見ている。

「中国は帰化選手が加わっても強くなった印象はなく、まるで怖さが感じられない。第3節でベトナムに敗れて、きっとパニックを起こすことになるだろう。勝敗は時の運だが、ベトナムが中国に負ける要素はひとつも見当たらない」

 どちらも2連敗中だが、中国はオーストラリア、日本を相手に無得点のうえ、枠内シュートもゼロという体たらくぶり。一方のベトナムはサウジアラビア、オーストラリアと堂々と渡り合った末に1-3、0-1のスコアで敗れ去った。

 指揮を執るパク・ハンソ監督は母国・韓国での人気が高く、注目の的だ。同国の専門誌『ベストイレブン』も「最初の2試合を見る限り、中国は明らかにベトナムに見劣りする。第3戦はドーハ開催だが、ベトナムはしっかり3ポイントを掴んで先に進まなければならないゲームだ」と論じている。

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