【J1】逆転勝利の横浜が首位川崎と勝点1差に迫る!ACL出場権争いは鳥栖、浦和が浮上、鹿島が後退

2021年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

大分が最下位脱出

プロ初ゴールを決めた浦和の大卒ルーキー大久保。写真:田中研治

 Jリーグは9月11日、J1第28節の6試合を各地で開催。横浜が逆転勝利を収め、試合の無かった首位川崎との勝点差を「1」としている。首位川崎対4位神戸のカードは9月29日に開催される。

 2位横浜は広島と敵地で対戦。8分、広島のドウグラス・ヴィエイラに先制を許すが、36分に同点に追いつく。マルコス・ジュニオールのシュートが前田大然に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。さらに前半のアディショナルタイム、M・ジュニオールのCKから實藤友紀が右足で決め逆転に成功。後半もレオ・セアラの直接FKで加点し3-1で逆転勝利を収めた。横浜は勝点65とし、首位川崎に1ポイント差に迫った。

 ACL出場権争いは明暗が分かれた。

 5位の鹿島はホームで9位の福岡と対戦。18分にPKを献上してしまうが、これはポストに救われる。しかし26分、41分と前半のうちに福岡のフアンマ・デルガドにゴールを決められ、2点のビハインドを背負う。さらに64分、金森健志のクロスから山岸祐也にヘディングシュートを決められ、0-3で敗戦。鹿島はルヴァンカップ準々決勝の2試合に続けて公式戦3連敗を喫してしまう。勝点47は変わらず7位に後退。福岡は同42に伸ばし、暫定ながら8位に浮上している。

 6位の鳥栖はホームに清水を迎えた。スコアレスで迎えた後半、今夏に鹿島から加入した白崎凌兵の移籍後初ゴールで先制に成功する。65分に清水のチアゴ・サンタナに同点弾を決められるものの、74分にエドゥアルドが強烈な直接FKを決め勝ち越しに成功。鳥栖は2-1で逃げ切りに成功し、勝点を50に伸ばし、暫定3位に浮上。8戦白星のない清水は同26で16位は変わらず。
 
 7位の浦和は横浜FCのホームに乗り込んだ。立ち上がりは激しく攻守が入れ替わる展開となるが、徐々にペースを握った34分、小泉佳穂の鋭いクロスに、汰木康也がヘディングで合わせて先制。さらに後半交代カードを切って攻勢を強めると、終了間際の89分にカウンターから途中出場の大久保智明が決め2-0で快勝。浦和は勝点48に伸ばし6位に浮上。横浜FCの同18は変わらず。

 最下位大分がホームで湘南に2-0で勝利を収め、勝点20で横浜FCと翌日に試合を控える仙台(勝点19)を抜いて18位に浮上。この結果、横浜FCが最下位に転落した。

 J1リーグ28節の結果は以下の通り。

【9月10日開催】
名古屋3-0徳島

【9月11日開催】
鹿島0-3福岡
横浜FC0-2浦和
C大阪0-2札幌
大分2-0湘南
広島1-3横浜
鳥栖2-1清水

【9月12日開催】
G大阪×仙台
FC東京×柏

【9月29日開催】
川崎×神戸

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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