[J1リーグ28節]FC東京０‐１柏／９月12日／味の素スタジアム

　リーグ戦でのアウェー７連戦（東京五輪の関係で）を経て、久しぶりに味の素スタジアムへ戻ってきたFC東京が、２連勝中の柏をホームで迎え撃った。

　FC東京が４-２-３-１システム、対する柏が３-５-２システムで臨んだ試合は、後者が９分に先制。クリスティアーノのロングボールに反応した細谷が敵守備陣の連係ミスを見逃さず、冷静に蹴り込んだ。

　ホームで先制されたFC東京は技巧派でトップ下のレアンドロを軸に攻めるが、柏の粘り強い守備に苦戦。エースのD・オリヴェイラがほぼ消されてしまった前半はエリア内で決定機を作れなかった。

　柏の守備が光った前半は１－０のままスコアが動かなかった。
 

　後半、FC東京はアダイウトンと三田に代わり永井と青木を投入すると、49分に決定機を迎える。惜しくもD・オリヴェイラのシュートはGKに阻まれたが、エリア内まで進入して相手を崩したのはこれが初めてだった。

　58分、61分にもD・オリヴェイラが好機を迎えたFC東京はそれでもゴールを奪えず。レアンドロのスルーパスに抜け出した田川がGKと１対１になった73分のビッグチャンスもモノにできなかった。

　髙萩のパスから永井が反応した87分の決定機もゴールに結びつかなかったFC東京は結局、０‐１で敗戦。この結果、連勝が２でストップしたFC東京は９位、３連勝を飾った柏は13位という順位になった。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェスト編集部）

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