浦和レッズはJ１第28節で横浜FCのホームに乗り込み、大久保智明のJリーグ初ゴールなどで２-０の完勝を収めた。

　試合は浦和が主導権を握ると、34分に右サイドからのクロスに反応した汰木康也が、ヘディングで合わせて先制。さらに、試合終了間際にも高速カウンターから、キャスパー・ユンカーのシュートのこぼれ球を大久保智明が冷静に流し込み、敵地で貴重な勝点３を得た。

　試合後のフラッシュインタビューで大久保は、前節の湘南ベルマーレ戦（△０-０）で決定機を外してしまったことを振り返りつつ、やっと手にしたJ初ゴールに安堵の表情を浮かべた。

「試合に出るのもなかなか大変でしたけど、ぶれずにやってきて良かった。前節の湘南戦で決定機を外して、それが同点に繋がってしまったこともあって、本当に今日はほっとしているのが大きいです」
 

　またリカルド・ロドリゲス監督も、「リーグ戦の湘南戦で決定的なところを外したということもあったので…」と前節に触れつつ、「今回はしっかりとそういったところを決めてくれて、２点目を取って、チームにさらに落ち着きをもたらしてくれた」と賞賛の言葉を送った。

　大久保は今季、中央大から浦和に入団。リーグ戦出場10試合目にしてプロ初ゴールを決めた。横浜FC戦で自信を掴んだ期待の大卒ルーキーのこれからに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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