「28年前からやっている」気になった中国・李鉄監督の“前髪フーフー”を地元紙が解説!「ブラジル留学時の金欠がきっかけ」

2021年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去には「9秒間で7回」をマークした

いつもポーカーフェイスの李鉄監督。前髪吹きには気持ちを落ち着かせる効果がある!? (C)Getty Images

 中国で興味深いニュースが配信された。

 今週火曜日にカタール・ドーハで開催されたワールドカップ・アジア最終予選、日本代表は中国代表と第2節を戦い、なんとか大迫勇也の決勝点で1-0の勝利を飾った。戦績を1勝1敗とし、10月シリーズではオーストラリア、サウジアラビアとの過酷な2連戦に臨む。
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 無観客で行なわれた中国戦で、ちょっとした話題を提供したのが中国の李鉄(リ・ティエ)監督だ。タッチライン際で選手たちに発破をかけ続け、幾度となくテレビ画面にその様子が映し出された。どうにも視聴者が気になったのは、指揮官が前髪に息をフーフーと吹き上げる仕草。中国ファンに計算によると「9秒間で7回」を記録した過去があるようだ。

 日本ではSNS上のホットワードランキングで急上昇。これに呼応したのが中国のメディアだ。全国紙『成都商報』は「李鉄の前髪吹きが日本でホットワードに! 28年来の癖はブラジルでの金欠から生まれた」と銘打ち、特集記事を掲載。「当然、日本のファンはあれが李鉄の有名な癖であることを知らない」と記し、"フーフー"の誕生秘話を解説した。
 
 サッカー少年時代から反骨心の強かった李鉄は、短髪を強いられて不満を溜め込んでいた。本当は髪を伸ばしたかったが、当時の厳格な指導者に「前髪を目にかけるな!」と言われていたため、ずっと角刈りを余儀なくされていたのだ。長きに渡って鬱積していた想いがようやく昇華されたのは、16歳のときだ。ブラジルでの長期留学中、現地のコーチはヘアスタイルに注文などいっさい付けなかったため、ここぞとばかりに伸ばし放題だったという。

 だが、物事には限度がある。前髪が目の高さはおろか超ロングな状況になっても、ブラジル留学中はお金がないためになかなか散髪に行けなかった。そのまま放置していたところ、前髪で視界が遮られるようになり、練習中も試合中も前髪を飛ばすためにフーフーを連発するようになったという。そこから28年間、いまだ直らない癖になってしまったと本人が明かしている。

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