「失態を取り戻す最低限の結果」中国戦勝利も柴崎岳は浮かれず。10月の2連戦は「ターニングポイント」に

2021年09月08日 サッカーダイジェスト編集部

柴崎が意識したのはゲームコントロール

ボランチでフル出場した柴崎。機を見た攻撃参加も効果的だった。(C)JFA

 9月7日(日本時間8日)、カタール・ワールドカップ・アジア最終予選の日本対中国が開催。序盤から圧倒的に攻め込んだ日本は、40分に伊東純也のクロスに合わせた大迫勇也の得点で先制。その後は追加点こそ奪えなかったが、1-0で勝利した。

 試合後、ボランチでフル出場した柴崎岳がオンラインでの取材に対応。中国戦で意識したのはゲームをコントロールすることだった。

「テンポが速すぎて起こり得るカウンターの応酬は避けたかった。なので、自分にボールが入れば落ち着かせようと思っていました。ボールを保持していればカウンターを食らうことはないので」

 ボールを保持できる時間が長かったとはいえ、決して攻め急がずにリスク管理をしながらチームを勝利に導いたのが柴崎だ。しかし、初戦の黒星の影響で、この日の勝利に浮かれ過ぎることはなかった。
 
「(アジア最終予選の)1戦目(オマーン戦)は自分たちのパフォーマンスの低さで負けてしまい、チームとしても個人としても、なんとか挽回しようという雰囲気でした。初戦の失態を取り戻す最低限の結果だと思います。1戦目の結果(0-1)もあるので、あまり喜ばしい気持ちになれなかった。10月に向けてパフォーマンスを良くしていきたい」

 一方で、「1戦目と2戦目は準備期間の違いはあったにせよ、単純に選手の意識は変わった」と敗戦からの立ち直りに手応えを感じたようだ。

 10月にはサウジアラビア戦(7日)、オーストラリア戦(12日)が控えている。柴崎は「その2か国との対戦はターニングポイントで、そこで勝つか負けるかで今後の戦い方が大きく変わってくる。チームとしても10月は大事になると話したので、良い準備しないといけない」と力を込めた。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【W杯アジア最終予選PHOTO】日本1-0中国|"半端ない"大迫勇也が決勝ゴール!キッチリ勝ち点3獲得!

【PHOTO】W杯アジア最終予選オマーン、中国戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事