「言い出したらキリがありませんが…」ルヴァン杯ベスト8敗退の鹿島。相馬監督が一番伝えたいこと

2021年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちが最後まであきらめず、ファイトしてくれた」

ルヴァン杯はベスト8で敗退した鹿島。この悔しさを次につなげられるか。写真:徳原隆元

 ルヴァンカップの準々決勝で、鹿島アントラーズは名古屋グランパスに2戦合計0-4で敗れた。敵地での第1戦は0-2、ホームで迎えた第2戦も0-2という内容だった。

 第2戦の試合後の会見で、相馬直樹監督は次のように試合を振り返った。

「0-2からのスタート、90分で、これをまず少なくとも追いつき、そしてひっくり返したいというなかでスタートしたゲームでした。"たられば"になってしまいますけど、こういう展開のなかでは、ファーストチャンスを決め切れなかったというところと、相手のファーストチャンスで取られてしまった。それも少し、選手が傷んだあと、少し中断があったあと、相手が10人の状況のなかで取られてしまった。非常にもったいない形になってしまったかなというふうに思います」

 名古屋の選手が痛めて、試合は一時中断。再開後すぐのプレーで先制点を奪われた。

「いろんなことを後悔しても戻ってはこない。次に向けて選手たちはとにかく、ひとつ取って。1点取られた段階で4つゴールが必要になりましたので、そこに向けて本当にトライしてくれたと思っています」
 
 だが、その奮闘も空しく、結局はゴールを奪えず。57分には2点目を献上し、試合は0-2でタイムアップを迎えた。

「言い出したらキリがありませんが、一番お伝えしたいのは、選手たちが最後まで本当にあきらめずに戦って、ファイトしてくれたこと、そこには本当に感謝していますし、それは彼らにも伝えました。このエネルギーを、リーグ戦、天皇杯に向けて使っていきたい」

 悔しい敗退となったこの経験を糧に、さらに力強く戦うことができるか。相馬アントラーズの奮起に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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