「監督に軽蔑された」戦力外でバルサ電撃退団のピャニッチ、クーマンを痛烈批判!「最も酷かった」という指揮官の振る舞いを暴露

2021年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「完全なリスペクトの欠如だった」と糾弾

バルサからベジクタシュへのレンタル移籍が決まったピャニッチ。(C)Getty Images

 バルセロナを追われたミラレム・ピャニッチが怒りをぶちまけた。

 31歳のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFは、昨夏にユベントスから念願のバルサ入りを果たすも、ロナルド・クーマン監督の信頼を勝ち取れず、満足な出場機会を与えられなかった。

 そして、今シーズンは完全な構想外となり、古巣のユーベへの復帰も取り沙汰されたものの、欧州主要リーグの移籍期限となる8月31日までに新天地は決まらず。結局、9月3日に、まだ市場が開いていたトルコのベジクタシュへのレンタル移籍が決定した。

 スペイン紙『MARCA』のインタビューに応じたピャニッチは、「バルサのようなクラブでプレーするのは大きな目標だったが、あらゆる点でこれほど複雑な状況になるとは思ってもみなかった」とし、クーマンとの関係に悩んでいたことを吐露した。

「僕は挑戦したかった。トライしてみるのにふさわしい時期だった。でも、バルサには見たこともない監督がいた。僕の顔を見て何も言わなかった。直接言われたほうがよかったのに。とても奇妙なコミュニケーションの方法だった。こんな経験するのは初めてだったよ。これまで、どのチーム、どの監督とも問題を抱えたことは一度なかった。正直、何が起こったのかわからなかったね」

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 説明がなく、出番も与えられず、「何度も自分に問いかけ、何が悪いのか考えてきた」という司令塔は、「マスコミの前で『もっとプレーしたい』と言ったのが気に入らなかったのかもしれない」と続けた。そして、試合明けの練習で、主力組がリカバーをしている際、控え組のトレーニングを指揮官が見ていなかったと批判した。

「深刻だったのは、監督が控えの選手の状態を見るためにそこにいなかったことだ。こんなのは初めてだ。選手はどうやってモチベーションを上げて、『私はここにいる』とアピールすることができるんだ? 彼がトレーニングを見ないなら、どうやって状況を変えたらいいんだ? これは僕が経験したなかで、最も酷いことのひとつだった。完全なリスペクトの欠如だった」

 最後に「軽蔑されたと思うか?」と質問されると、「はい、監督に」と答えたピャニッチ。新天地で、バルサとクーマンを見返す活躍が見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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