東京Vが永井秀樹監督の辞任を発表「全ては自分の力不足」。コンプライアンス委員会の調査には引き続き協力

2021年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

堀孝史コーチが暫定監督として指揮

辞任が発表された東京Vの永井監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 東京ヴェルディは9月1日、永井秀樹監督の辞任を発表した。

 同監督は2019年7月に監督に就任。初年度は13位、昨季は12位という成績を残し、今季は27試合を消化した時点で10勝7分10敗の11位だった。

 クラブの公式ホームページ上では以下のように挨拶を述べている。

「東京ヴェルディのファン、サポーター、ボランティアスタッフの皆様はじめ、ヴェルディを支えて頂いておりますパートナー企業、行政、関係者の皆様、いつも心あるサポートありがとうございます。

 2021シーズン、J1昇格を目標にスタート致しましたが現時点におきまして皆様の期待に応えるべく成績を残せていないことに強く責任を感じておりまして、本日をもって辞任させて頂くことになりました。全ては自分の力不足であります。皆様には引き続き素晴らしき東京ヴェルディを応援して頂けましたら幸いに思います。ありがとうございました」
 
 また中村考昭代表取締役は以下のようにコメント。

「本日、永井監督より監督辞任の申し出があり、クラブとして了承したことをご報告致します。

 永井監督には選手としても、ユースチームも含め指導者としても、全身全霊をもって東京ヴェルディの成長と発展のために尽くし続けてこられたことに心より深く感謝申し上げます。永井監督の辞任を受け、本日より堀孝史コーチが暫定監督として指揮をとることと致します。

 なお、8月30日クラブ発表にもあるコンプライアンス委員会の調査等につきましては、永井氏に対し辞任以降も同委員会の調査活動には積極的にご協力頂けるよう要請し、永井氏からも全面的なご協力及び真摯なご対応を頂ける旨、受け賜わっております。

 ファン・サポーターの皆様、ボランティアスタッフの皆様、ご支援頂いておりますスポンサーの皆様、ホームタウンの皆様等、東京ヴェルディに関わる全ての皆様のご期待に沿えるよう、引き続きクラブ一同取り組んで参りたいと存じます」

 一部メディアによれば、同監督は指導中にパワハラのような行為があったという疑惑が浮上し、クラブ側はコンプライアンス委員会を立ち上げ調査中。いまも最終結論には至っていないという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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