「欧州最高のチームと引き分けた」10人のチェルシーに勝点1止まりも、クロップは前向き!一発退場の相手DFには同情も

2021年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々は良い状態にあるので、続けていくだけだ」

クロップ監督が、ドローに終わったチェルシー戦を殊勝に語った。(C)Getty Images

 ユルゲン・クロップ監督は、「勝点2を落とした」というよりも、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)王者相手に「勝点1を掴んだ」とあくまでポジティブに捉えているようだ。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 現地時間8月28日に行なわれたプレミアリーグ第3節で、リバプールはチェルシーとホームで対戦。連勝スタート同士の一戦で、22分にカイ・ハベルツに先制点を許すが、前半アディショナルタイムに決定機阻止で一発退場となったリース・ジェームズのハンドで得たPKをモハメド・サラーがきっちり決め、同点に追いつく。

 しかし、数的優位となったリバプールはその後押し込み、再三惜しい場面を作りながら、10人の相手を崩し切ることはできず。結局、支配率66%、シュート数は24対6と圧倒しながら、1-1のドローに終わった。

 試合後のインタビューでPKの場面を振り返り、「リースには同情するよ。あれはトリッキーだったからね。ただ明らかにペナルティだ」と語ったクロップ監督は、2点目を奪えなかったことについては、こう説明している。
 
「10人を相手に誰もが『行け!』と思うだろう。確かに ポゼッションの面では有利だが、守備を固められて不利でもある。(ロメル)ルカクを残して8人が引いていた相手を、我々は上回ることができなかった。それでもインテンシティの高い良い試合ではあった。チェルシーは引き分けに値するし、我々も勝点を得た。

 もし11対11だったら結果がどうなっていたかは分からないが、とにかくシーズンの初めなのでOKだ。昨年のヨーロッパのベストチームと引き分けたんだから、それでいいじゃないか。ここまで3試合で7ポイントだ。我々は良い状態にあるので、続けていくだけだ」

 リバプールは、代表ウィークを挟み、12日にリーグ戦第4節でリーズ、15日にCLグループステージ第1戦でミランと対戦する。過密日程となるなかで、プレシーズンマッチで結果を残しながら、いまだに出場機会のない南野拓実に出番が回ってくるのかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】数的優位のリバプールは猛攻も…チェルシーの堅牢を崩せず痛み分け

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