「めざましい活躍を見せた」板倉滉がシャルケで先発デビュー、今季初勝利に貢献! 現地の評価は?

2021年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

加入後2試合目にして3バックの中央で初先発

田中碧との日本人対決で安定したプレーをみせた板倉。(C)Getty Images

 現地時間8月28日、ドイツ2部の第5節が行なわれ、板倉滉が加入したシャルケは、田中碧を獲得したデュッセルドルフをホームに迎えた。

 板倉は3バックの中央、田中は左インサイドハーフで加入後初先発を飾った日本人対決は、先制点をアベルカンプ真大に奪われたものの、シャルケが3ゴールを挙げて逆転勝利。今シーズンのホーム初白星を手にしている。

 この試合で板倉は、最終ラインで奮闘。先制点を奪われた場面では完全に崩されたが、以降は落ち着いたプレーでチームを支えた。現地局『ruhr24』は、採点で「3」点と及第点を付けている(※ドイツ・メディアの採点は1が最高、6が最低)。

 寸評では「先発デビューを果たした彼は、これからのシャルケのディフェンスに安定感を与えてくれる存在だ。ゴールを決められた時の対応は、CBの中央としては右に寄りすぎていて、アベルカンプの背後を察することができなかった。だが、試合中に彼の守備力は安定感を増し、58分には重要な敵のチャンスの芽を摘んだことからも、それは明らかである」とされた。
 
 また、現地メディア『90min』は「シャルケで躍動を続けている」と高く評価している。

「レーゲンスブルク戦では後半から、そしてデュッセルドルフ戦では先発出場を果たした。イタクラはシャルケで躍動を続けている。この日本人選手の評判の良さは伝わってきていたが、90分以上の出場時間を記録した後、当面はドイツでの評価も確定した。

 3バックの中心として活躍はめざましく、ビルドアップでの貢献だけではなく、ルーウェン・ヘニングスをほぼ抑え込んでみせた。デュエルでの勝利率は56%に過ぎないが、数々のヘディングで勝利したことは忘れてはならない」

 交代時には、2万5000人のサポーターからスタンディングオベーションを受けた24歳が、守備の柱として期待されているのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】初先発を飾った板倉の躍動感! デュッセルドルフ戦の様子

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