８月27日にクリスチアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド移籍が急転直下で決定したユベントス。やはり、その影響が少なからずあったのだろうか。

　その翌日に行われたセリエA第２節で、ユーベは昇格組のエンポリにホームでまさかの敗戦を喫した。21分にユーベが保有していた時期もあったFWレオナルド・マンクーソに手痛い一撃を食らうと、その後もなかなか攻撃の形を作れず。こういう苦しい展開で何度も窮地を救ってきた大エースが去ったこともあり、あっさり完封負けを喫してしまった。

　開幕２試合で、まさかの１分け１敗。批判の矛先は、復任したマッシミリアーノ・アッレーグリ監督に向かっているようだ。

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　イタリア・メディア『TUTTOmercatoWEB』は寸評・採点で、選手も含めて最低の４点（10点）を指揮官につけ、「正直に言って、（前監督の）ピルロがこのスタメンでこの結果だったら、十字架を突き付けられていただろう」と綴り、次のように酷評している。

「アッレーグリには大きな信用があり、それは間違いないが、この日のユベントスは混乱しすぎて醜いというのが真実だ。交代で流れを変えようとしたが、残り８分で（右SBの）クアドラードをデ・シーリオに変え、ますます悪化した。酷い夜を象徴するシーンだった」

「出戻りの監督はうまくいかない」という声もあるなか、黄金期を築き上げた名将は、「ポスト・ロナウド」のユーベを立て直せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部