マンCに屈辱の大敗で67年ぶり開幕3連敗…アーセナル主砲は強い危機感「全員がレベルを上げないと」

2021年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手の間で話し合う必要がある」

開幕3連敗と厳しい船出となったアーセナル。なかでもエースのオーバメヤンら攻撃陣の不振は深刻だ。(C)Getty Images

 現地時間8月28日に行なわれたプレミアリーグ第3節で、アーセナルはマンチェスター・シティと敵地で対戦。開幕2連敗でノーゴールともがき苦しむなか、昨シーズン王者を叩いて、巻き返しを図りたいところだったが、7分にイルカイ・ギュンドアンにいきなり先制点を叩き込まれると、12分にもフェラン・トーレスにゴールを許し、あっという間に主導権を手渡してしまう。

 そして35分には、危険なタックルでジョアン・カンセロを倒したグラニト・ジャカが一発退場。数的不利となり、さらに猛攻を受けたアウェーチームは、その後も43分、53分、84分と失点を重ね、結局何もできぬまま0-5で完敗。1954-55シーズン以来の3連敗スタートで、クラブ史上初の開幕3戦ノーゴールとなった。

 試合後には、エースのピエール=エメリク・オーバメヤンが、インタビューに対応。苦しい胸の内を明かしながらも、13度のリーグ制覇を誇る名門として、このままでは終われないと、強い決意を示している。クラブ公式サイトが伝えた。
 
「リスクを冒し、勇気を持ってボールを扱わなければならないが、今日はそうではなかった。全員がレベルを上げ、自分自身を鏡で見て、チームとして解決し、団結しなければならない。これが前に進むための唯一の方法だ。

 僕たち選手の間で話し合う必要がある。これが今は重要だと思う。我々はアーセナルであり、誇りを持っていなければならない。それだけだ。お互いに話し合って真実を伝え、正直になって、先ほど言ったようにレベルを上げていかなければならない。

 確かに(再構築のプロセスは)難しいだろうが、僕らはチームだ。この瞬間に団結しなければならない。シニアプレーヤーとして、若い選手たちにも道を示さなければならない。それが簡単でないことは分かっているが、ベストを尽くすよ」

 次節は代表ウィークを挟み、同じく開幕3連敗の昇格組ノーリッジと対戦する。この合間にチームを立て直すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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