「史上最も偉大な選手」ネビルが後輩C・ロナウドのマンU復帰に興奮!「シティ行きは、ファンには拷問だった」

2021年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「下位に終わるんじゃないかと、少し怖くなっていたが…」

かつてマンUで共闘したC・ロナウド(左)とネビル。(C)Getty Images

 現地時間8月27日、マンチェスター・ユナイテッドがクリスチアーノ・ロナウドの獲得について、ユベントスと合意したことを電撃発表。移籍が囁かれていたマンチェスター・シティではなく、お隣の"レッド・デビルズ"への加入となり、2009年夏以来の復帰が決まった。この一報に喜びの声を伝えたのが、元イングランド代表DFガリー・ネビルだ。

 現役時代はキャリアを通じて赤いユニホームを身にまとい、C・ロナウドの前回の在籍時には、共にプレーもした46歳のレジェンドは『Sky Sports』で、後輩のカムバックに言及。英雄がオールド・トラフォードに戻ってくることは、サポーターに素晴らしいシーズンの到来を期待させるものだと興奮たっぷりに語っている。

「素晴らしいニュースだ。ロナウドがシティに行くというのは、ユナイテッドのファンにとっては拷問のようなものだったからね。彼は9番であり、短距離での爆発力を持ち、ボックス内で素晴らしい走りを見せ、ボールがどこに落ちるかを予測し、ユナイテッドに必要なものを与えてくれる選手だ」

 2012-13シーズン以来の覇権奪回を目指すユナイテッドの前には、昨季王者のシティをはじめ、ロメル・ルカクを獲得したチャンピオンズ・リーグ王者のチェルシー、主軸が故障から復帰した一昨季王者のリバプールと、手強いライバルクラブがひしめく。それでもネビルは、ポルトガル代表の大エースが加入したことで、古巣に9年ぶりの戴冠が近付いたと確信しているようだ。
 
「先日私は、もしハリー・ケインが獲得できるなら、ユナイテッドは彼を獲得すべきだと言いました。(C・ロナウドは)このようなタイプの選手だ。シティやチェルシーの上に立つためには、何か大きなことをしなければならないが、この選手は、今年彼らが上に立つための一時的な刺激になるかもしれない。

 先週末の(アーセナルに快勝した)チェルシー戦を見たし、シティはより強くなり、リバプールにはフィルジル・ファン・ダイクが戻ってきた。ユナイテッドは改善されても下位に終わるんじゃないかと、少し怖くなっていたんだ。しかし、このニュースは、彼らが素晴らしいシーズンを過ごせるという希望を与えてくれた。彼はユナイテッドの枠を取っ払っても、史上最も偉大な選手のひとりだ」

 C・ロナウドは以前、2003年から6年間ユナイテッドでプレーし、292試合・118ゴールを記録。プレミアリーグ3連覇とチャンピオンズ・リーグ制覇ももたらした。12年越しの第2章でも、持ち前の勝者のメンタリティで、長らく栄光から遠ざかる名門を高みへ導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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