「吉田麻也の復帰は数少ない朗報だ」現地サイトが注目したチーム最多のスタッツとは? 「DFなのに…」

2021年08月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ミラン戦でヨシダは守備陣のリーダーだった」

合流間もないにもかかわらず、いきなり開幕戦で先発を飾った吉田。(C)Getty Images

 合流から1週間も経たないうちに開幕戦で先発出場を果たし、強豪相手に安定したパフォーマンスを披露したのだから、さすがのひと言しかない。

 サンプドリアの吉田麻也は、8月23日のセリエA開幕戦でスタメンに名を連ねた。昨季2位のミランに0-1で敗れたが、オマール・コリーとのコンビで最終ラインの中央を務めた吉田は、世界王者オリビエ・ジルーを封じるなど好パフォーマンスを見せている。

 周知のとおり、吉田はこの夏、U-24日本代表のキャプテンとして東京五輪に出場。惜しくも悲願のメダルには届かなかったが、全6試合でフル出場し、ピッチ内外での言動で日本をけん引した。

【動画】五輪で合流遅れるも、吉田が開幕スタメン!ミラン戦の模様はこちら
 その後、つかの間のバカンスを経てイタリアに戻り、すぐに新シーズンに向けて始動。前述したように安定した出来を見せ、多くのメディアから採点で及第点をつけられた。29日の次節サッスオーロ戦でも変わらぬパフォーマンスが期待される。サンプドリア専門サイト『samp news』は8月26日、「ミランとの初戦でヨシダは守備陣のリーダーだった」と伝えた。

「マヤ・ヨシダが東京五輪から戻ってきたのは、(ロベルト・)ダベルサ監督とサンプドリアにとって数少ない朗報のひとつだった。ミラン戦でも非常に良かった。次はサッスオーロ戦に照準を定めている。DFにもかかわらず、初戦でパス41本(リーグ公式スタッツでは40本)とチーム最多だった」

 開始9分の失点でミラン戦を落とし、黒星発進となったサンプドリアだけに、開幕2連敗は避けたいところ。そのためには、失点しないことが重要になる。吉田は再びリーダーシップを発揮し、チームの今季初勝利に貢献できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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