現地時間８月25日、ポルトガル１部ポルティモネンセは、日本人MF中島翔哉の復帰を発表した。保有元のポルトから、今シーズン限りの期限付き移籍となる。

　中島は2017年にFC東京からポルティモネンセにレンタルで加入し、活躍が認められて2018年６月に完全移籍。その後、カタールのアル・ドゥハイルに半年間在籍したのち、19年の夏にポルトに移籍した。

　だが、背番号10を与えられたものの、セルジオ・コンセイソン監督のもとで思ったようなプレーはできず、出場機会に恵まれなかった。今年１月にはアラブ首長国連邦（UAE）のアル・アインにシーズン終了までの期限付き移籍をしたものの、練習中に負傷。ほぼリハビリに費やして、ポルトにレンタルバックされた。
 

　しかし、ポルトでは10番をはく奪され、21-22シーズンに構想外となっていたため、去就が注目されていた。

　古巣への復帰となった中島は、記者会見で「すごく懐かしいし、ここでまた楽しくサッカーができたら」と心境を語り、「離れている間に３チームくらいまわって、いろいろな経験をしてきたけど、とにかく仲間と協力して、チームで勝つために頑張りたい」と意気込みを述べた。

　ポルトガルリーグはすでに開幕しており、29日にはホームで第４節パソス・デ・フェレイラ戦を控えている。現地紙『Record』によれば中島はすでにチームに参加しており、「グループとしての練習を離れていたが、足はほぼ完治していて、ここに来るまでにもトレーニングしていた」と語っており、早々の戦列復帰も期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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