「サウサンプトンでやられたから…」開幕戦フル出場の吉田麻也、ミランFWジルーとの“再戦”に言及! 現地メディアの評価は?

2021年08月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ミランの攻撃に耐えようとした」

サンプドリアでの3シーズン目が幕を開けた吉田。(C)Getty Images

 東京五輪での死闘から約3週間、吉田麻也が公式戦に戻ってきた。8月23日、セリエA開幕節のサンプドリア対ミランの一戦で先発フル出場している。

 つかの間のバカンスを終え、イタリアに戻ってまだ1週間の吉田だが、オマール・コリーとのコンビでスタメン入り。チームは9分にブラヒム・ディアスの先制点を許し、そのまま0-1と敗れたが、フル出場した吉田はそのディアスの決定的チャンスを阻むなど貢献した。

 サンプドリア専門サイト『samp news』によると、試合後に吉田は『DAZN』で「もう少し良い結果にふさわしかったと思う。僕たちはよくやった」と話している。

「個のミスに関心はない。戻ってきたのが遅かったからね。まだ1週間しかやっていない。新しい戦術、監督をまだ理解しなければ。僕たちはこのまま続けなければいけない」

 日本代表DFは「(前監督のクラウディオ・)ラニエリはイングランドスタイルだった。僕は7年イングランドでやったし、それがとても助けになった」と続けた。

「チームは昨年と似ており、だから僕たちはレベルを上げられる。今は新しい監督と新しいことに取り組んでいる。もっと理解しなければ。このまま続けよう。あと37試合。僕らは何も変えない」

【動画】五輪で合流遅れるも、吉田が開幕スタメン!ミラン戦の模様はこちら
 ミランは今シーズン加入したオリビエ・ジルーをフル出場させたが、サンプドリアはシュート0本に抑えた。イングランド時代に戦った経験を持つ吉田は、「サウサンプトンで対戦時にたくさん決められたから、今日はミスをしたくなかった」と話している。

 そのジルーへの対応について、『calciomercato.com』は、採点の寸評で「空中戦で堅実、ジルーとのマッチアップによく耐えた」と賛辞を寄せた。採点自体は及第点の6点をつけている。そのほか、衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』、『TUTTOmercatoWEB』も6点だった。

 同じく6点をつけたsamp newsは、「完璧なフィジカルコンディションでなかったにもかかわらず、ミランの攻撃に耐えようとした」と評している。

「32分のブラヒム・ディアスへの見事な対応には言及しておくべきだろう。序盤の混乱後は良くなったが、普段の確実さは足りなかった。ミランが上がるたびに注意していたが、五輪が理由で準備が一定程度だったことが感じられる。後半は価値を高めるパフォーマンス。十分な及第点」

 チームは黒星発進となったが、自身はまずまずのプレーを見せた吉田。次節は29日、敵地でサッスオーロと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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