冨安健洋のアタランタ行きが再燃か。 オランダ代表DFの故障で「可能性は除外できない」

2021年08月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

プレミア複数クラブも関心を示しているが…

まもなくボローニャに合流するとみられる冨安。その去就は不透明だ。 (C)Getty Images

 移籍を希望しているかどうかは別にして、冨安健洋が成長につながるならプレミアリーグに挑戦する意欲を持っていることは確かだ。だが、日本代表DFの去就は不透明な状況が続いている。

 トッテナムやアーセナル、レスター、ウォルバーハンプトンといったプレミア勢からの関心が噂されている冨安。一方で、セリエAのクラブで熱い視線を送ってきたのがアタランタだ。

 クリスティアン・ロメロをトッテナムに売却し、後釜としてユベントスからメリフ・デミラルを獲得したアタランタは一時、冨安争奪戦からの撤退も報じられていた。だが、マーケット終盤になり、再び冨安に注目しているのかもしれない。

 アタランタは先日、オランダ代表DFハンス・ハテブールが左足の手術を受けることになった。2か月の離脱が見込まれている。そのため、右サイドの補強に動くようだ。

 イタリア紙『Tuttosport』は8月18日、チェルシーのダビデ・ザッパコスタらとともに、冨安がその候補のひとりと報じた。「トミヤスへの熱が戻る可能性は除外できない」と伝えている。
 
 だが、ボローニャの技術部門幹部であるワルテル・サバティーニは先日、冨安に対するオファーはないとし、「残るだろう」とも口にした。

 ボローニャ専門サイト『tuttobolognaweb』は18日、「ボローニャは手放したくないが、選手と代理人はすでにイングランド移籍を大筋で了承」としつつ、去就は「不確実」なままと伝えている。

「(サバティーニの発言を受けて)時間はなくなってきており、残る可能性は高い」

 先日のコッパ・イタリアで2部の格下テルナーナを相手に5失点し、まさかの初戦敗退を強いられたボローニャは、シニシャ・ミハイロビッチ監督が上層部と守備の編成について会議したと報じられている。まもなく合流予定の冨安の今後は、どこにあるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事