バルセロナの重鎮ジェラール・ピケが過去と今を繋ぐ秘蔵映像を公開した。

　ピケは先日、サラリー・キャップの制限を超過し、新加入選手の登録ができない厳しい状況となっているクラブから、給与カットを打診され、受け入れたことを告白。その際に、改めて少年時代からプレーするクラブへの強い愛を訴えたほか、想いを体現するかの如く、15日の開幕戦では先制点を挙げ、白星発進に貢献してみせた。

　同い年の盟友リオネル・メッシが去った今、屋台骨としてより一層の働きが期待される34歳の元スペイン代表DFは16日、「ほぼ30年前…」と自身のツイッターに綴り、１本の映像を公開した。

　それは、1992年２月２日に撮られたもので、画面の中央には当日５歳の誕生日を迎えたピケの姿が。そして横に写っているのが、なんと現在の指揮官で、当時バルサのスター選手だったロナルド・クーマンだ。ピケ少年が手に持った新聞にサインを貰い、嬉しそうに記念写真を撮る姿が確認できる。

【動画】ピケが５歳の誕生日にクーマンからサインをゲット！
 

　この貴重な映像は、ネット上でも瞬く間に大反響。興奮するファンのコメントで溢れている。

「何この激熱な動画は」
「素敵すぎるだろ」
「なんて美しい思い出だ」
「本当に運命ってすごいな」
「ピケ可愛すぎ」
「ブラウグラナの魂はこうやって永遠と受け継がれていく」
「ピケがサインを書く側になっているのがいいね」

　ファンと選手だった関係が、時を経て監督と選手へ――。タイトルを奪取して、クーマンを男にし、ピケはこの物語をさらにエモーショナルなものとすることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部