「オファーを聞く用意がある。だが…」冨安健洋の移籍はどうなる? ボローニャ幹部が注目発言

2021年08月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ボローニャはコッパ・イタリア敗退

プレミアリーグへの移籍が取り沙汰されている冨安だが…。 (C)Getty Images

 冨安健洋が所属するボローニャは8月16日、コッパ・イタリア1回戦でテルナーナに4-5と敗れた。今シーズンから2部に昇格した格下相手のまさかの黒星だ(冨安はベンチ外)。

 開始21分で2点を先行されたボローニャは、前半を1-3で折り返すと、後半も開始約10分で2失点。その後2点を返して1点差までは詰め寄ったが、追いつくには至らなかった。

 当然、シニシャ・ミハイロビッチ監督はおかんむりだ。そして、技術部門の幹部であるワルテル・サバティーニは、この敗戦を受けて続投を決断したと明かしている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、サバティーニは「この敗戦で疑いなくなった」と述べた。

「わたしはもう1年残る。このような状況では逃げずに闘うものだ。謝罪する」

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 コッパ・イタリア敗退でセリエAに専念するボローニャは、今週末に開幕するリーグ戦で巻き返しを図る。ただ、そのためにはチーム編成を固めなければいけない。もちろん、もっとも注目されるのが冨安の去就だ。

 冨安はトッテナムやアーセナル、レスター、ウォルバーハンプトン、アタランタといったクラブからの関心が報じられている。今後を左右するひとつの鍵は、ボローニャが2500万ユーロ(約31億3000万円)といわれる要求額に関して妥協するかだ。当然、クラブに安売りするつもりはない。

 サバティーニは「(冨安は)現時点でウチの選手だ。あと10日、どうなるかをみよう」と話した。

「われわれにはオファーを聞く用意がある。だが、そのオファーはまだ届いていない。彼のような選手なら非常に重要なオファーでなければならない」

 ボローニャのクラウディオ・フェヌッチCEOは先日、冨安放出は代役を確保できるタイミングに限ると話した。これを受け、20日が「デッドライン」との報道もあった。ただ、サバティーニが「あと10日」と話したのであれば、ボローニャはギリギリまでオファーを待つ用意があるということだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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