メスト・エジルが、１年半にも及ぶ"空白期間"にようやく終止符を打った。

　フェネルバフチェ加入２年目を迎えたエジルは、現地時間８月15日、アダナ・デミルスポルとのトルコ・リーグ開幕戦で、キャプテンマークを巻いて先発出場。待望の瞬間が訪れたのは、後半開始早々の46分だった。

　左サイドから持ち込んだイルファン・ジャンベチのラストパスに反応した背番号10は、身体ごとゴールに流し込む。得点が決まると、絶叫しながら、お膳立てしたジャンベチらと喜びを分かち合った。

【画像】待望の瞬間に感情が爆発！エジルの絶叫ショット

　なお、決勝点となったこの一撃は、元ドイツ代表MFにとって、アーセナル時代の2020年２月以来（ニューカッスル戦）となるゴールだった。
 

　興奮冷めやらぬエジルは、試合後に自身のSNSを更新。得点を決めた直後の写真と共に「重要な勝利。フェネルバフチェのキャプテンであることも非常に誇りに思っている。アシストしてくれてありがとうイルファン・ジャンベチ」と熱いメッセージを発信した。

　これにはファンからも「キャプテンおめでとう」「私たちと一緒にいてくれてうれしい」「あなたは我々の光だ」「ネガティブなことが多い中で、私を笑顔にしてくれる」といった祝福のコメントが続々と集まっている。

　７年半在籍していたアーセナルで最後は戦力外のような形となり、退団を余儀なくされたエジル。まだ32歳、ルーツを持つ第二の故郷で、もう一花咲かせるのは十分可能なはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部