「僕は4ドルでプレーしているんだ!」ピケが減給受け入れの裏側を明かす。「予想外だった」メッシの移籍にも言及

2021年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々はとてもオープンだった」

ピケが減給を受け入れるまでの経緯を語った。(C)Getty Images

 バルセロナの元スペイン代表DFのジェラール・ピケがインタビューに応じ、減給に応じた経緯を明かした。スペイン紙『AS』が8月16日付けで伝えている。

 ピケは、バルセロナがラ・リーガの定めるサラリー・キャップを超過し、新加入選手の登録ができない厳しい状況のなかで、クラブ側に打診された給与カットを受け入れた。セルジ・ロベルトらも呼応したというこの決断について、34歳のベテランはジョークも交えながらこう語った。

「僕は4ドルでプレーしているんだ! 彼らは僕らに連絡を取り、我々はとてもオープンだったよ。EUROの後、コンタクトが始まり、利害関係が一致した。日にちが迫っているのに、まだ何人ものプレーヤーがサインアップしなければならなかったけど、プレーできるようになった。数日後には、残りの部分が正式に発表される。それが正しいことなんだ」

 下部組織出身で、少年時代からバルサでプレーしているCBは、改めてクラブへの強い愛も訴えた。
 
「僕はここで生まれ、ここで育ち、ファンとして、そしてプレーヤーとしてここに来た。このジェスチャーは正しいことであり、キャプテンたちと連絡を取り合い、パスを出すことになったと言いたい。これは家族だから、みんなでひとつになって行くんだ。クラブが求めるものに合わせて調整する、それが我々の決断だ」

 また、今夏パリ・サンジェルマンへと旅立った同い年の盟友、リオネル・メッシにも言及。「予想外の出来事だった」とその衝撃を明かしている。

「僕は13歳の時から彼を知っているが、彼は僕らをより良くしてくれたんだ。しかし現実は受け入れるしかない。今後も競争力を維持するために、全員が一歩前に進む努力をしなければならない。彼の幸運を祈りつつ、我々がラ・リーガとチャンピオンズ・リーグの両方で何ができるかを見ていきたいと思う」

 15日に行なわれたレアル・ソシエダとの開幕戦では先制点を挙げ、新生バルサの白星発進に貢献したピケ。誇りと愛を胸に、輝きを放ち続けるその姿に今後も注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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