パリ五輪世代の注目アタッカーに待望の"初ゴール"が生まれた。

　８月10日に20歳になったばかりの斉藤光毅は現在、ベルギーリーグ２部のロンメルに在籍。現地時間の同15日にはワースラントベベレンとの開幕戦が行なわれ、背番号９を背負う斉藤は２トップの一角で先発出場。そして開始５分、いきなりゴールを奪ってみせる。

　右サイドで後方からのロングフィードに抜け出すと、バウンドするボールの落ち際を右足で思い切り叩く。放たれたボールは鋭い弧を描いてGKが伸ばした右手の上を越えていき、ネットを揺さぶった。

　昨冬に横浜FCからロンメルに完全移籍。１年目は９試合に出場して無得点と、思うような結果を残せなかった。迎えた２年目の今季、オープニングゲームでスタメンに抜擢されると、待望の移籍後初ゴールをゲット。さらに41分には相手のオウンゴールを誘う力強い突破も披露。上々のスタートを切ったと言っていいだろう。
 

　ただ、試合は２-３の逆転負け。DFに退場者が出たこともあり、劣勢の展開を余儀なくされ、悔しい敗戦を喫した。斉藤は58分にベンチに下がった。

　自身のゴールを勝点に結びつけることはできなかったが、目に見える結果を出したことで、少なからず手応えを掴んだに違いない。今後のさらなる活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【ハイライト動画】20歳の斉藤光毅、力感あふれるダイレクトボレーで待望の移籍後初ゴール！（0:25秒～）