「僕の決断を理解してほしい」ルカクが沈黙を破り、インテルファンへメッセージ。「ひとつだけ確かなことは…」

2021年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マルペンサ空港で受けた愛と歓迎は、美しい物語の始まりだった」

ルカクが古巣のファンへラストメッセージを送った。(C)Getty Images

 チェルシーへの復帰が決まったロメル・ルカクが、インテルへ感謝の想いを綴った。

 ベルギー代表FWは、移籍が決まった際に「子供の頃から応援してきた」と話し、思い入れの強いチェルシーでの再挑戦へ意気込みを伝えたものの、インテルに対しては一貫して沈黙を貫いていた。そんななか、現地時間8月15日に自身のSNSを更新し、2年在籍した古巣のファンへ長文のラストメッセージを送った(一部中略)。

「僕をあなた方の一員のように愛してくれてありがとう。僕と僕の家族をくつろがせてくれてありがとう。無条件のサポートと日々の愛に感謝している。インテルに到着してすぐに、このクラブで上手くやっていけると感じたよ。マルペンサ空港で受けた愛と歓迎は、美しい物語の始まりだった。

 インテルのシャツを着るたびに、絶対にみんなを失望させないと決めていた。喜んでもらうために、毎日の練習はもちろん、特に試合では100%の力を発揮した。最初のシーズンは良くない形で終わってしまったが、みんなが突き進む力を与えてくれ、チームとしてやり遂げたからこそ、(2年目には)チャンピオンになれたのだと思う。

 チェルシーに移った決断を理解してほしい。僕にとっては一生に一度のチャンスだし、夢見ていたことだ。ひとつだけ確かなことは、僕は永遠にインテルのファンであり続けるということだ。みんながいなかったら、今の自分はなかっただろう。心の底から感謝している。フォルツァ・インテル」
 
 現在28歳のルカクは、11年夏にアンデルレヒトからチェルシーに加入するも、出場機会に恵まれず、WBAやエバートンへのレンタルを経験。14年夏に後者へ完全移籍し、ブルーズを去った。エバートンで3年、マンチェスター・ユナイテッドで2年プレーした後、19年夏にインテルに渡ると、持ち前の得点力を遺憾なく発揮。昨シーズンは24ゴールを挙げ、11年ぶりのスクデット獲得の立役者となっていた。

 それだけに、好待遇のオファーを受けてミラノを去ったルカクには、一部のインテリスタから厳しい声が飛んでいた。インテルへの変わらぬ愛を強調したこのメッセージは、そうしたファンにどう受け止められただろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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