「初心を思い出すゲームにしたい」。連戦スタートとなる徳島戦で、鹿島・相馬監督が心に期すこと

2021年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグでは上位に位置するが「望んだポジションにいるわけではない」

ザーゴ前監督の退任を受け、コーチから昇格した相馬監督は確かな手腕でチームを立て直した。揺るぎない決意でタイトル奪還へと邁進している。(C)KASHIMA ANTLERS

 ホームでの徳島ヴォルティス戦を翌日に控えた8月14日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督がオンライン取材に対応。今季2度目の3連勝がかかる一戦に向けて意気込みを語った。

 振り返れば、4月の途中就任後、初陣の相手が徳島だった。結果は1-0の勝利。上々の船出だった。それだけに、今節の試合に対して思うところはあるようだ。

「重責を引き受けるにあたって、そこでスタートして。もう一回、初心を思い出すじゃないですけど、そういうゲームにしたい」

 自分たちからチャレンジする――そうした姿勢を見せて、白星を掴みに行く。

 目下2連勝中で順位は5位。チームの調子は良いが、「望んだポジションにいるわけではない」と指揮官は表情を引き締める。
 
「より上に向かって。また連戦が始まりますので、目の前の相手に全力をすべて出し尽くすという、心をもう一度、新たにして、そういう試合でスタートできたらなと思います」

 徳島戦を終えれば、中2日で天皇杯ラウンド16のV・ファーレン長崎戦が控える。その後も中2日、中3日でリーグ戦が続き、9月に入れば、名古屋グランパスとのルヴァンカップ準々決勝が予定されている。

 タイトル奪還を見据えれば、今回の連戦がひとつの正念場になる。タイトなスケジュールでも逞しく戦い抜くために、徳島戦では勢いをつけられるような勝利を手にしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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