【総体1回戦】青森山田が長崎総科大附に3発快勝! 黒田監督が名将へのリベンジ達成に感無量「今日の勝利は感慨深い」

2021年08月14日 安藤隆人

「1点では足りないと思っていた」

雨が降りしきるなか、青森山田が長崎の強豪を下し、初戦を突破した。写真:安藤隆人

[インターハイ1回戦]長崎総科大附0-3青森山田/8月14日(土)/テクノポート福井総合公園スタジアム

 優勝候補筆頭の青森山田が最初の難関を突破した。

 初戦の相手は小嶺忠敏監督が率いる長崎総科大附。「小嶺先生のチームとは、過去2回対戦しましたが1度も勝ったことがありません」と黒田剛監督が語ったように、今から19年前の第81回全国高校サッカー選手権大会で、平山相太氏(元FC東京ほか)らがいた小嶺監督率いる国見に、3回戦で1-3の敗戦。そして、4年前の第96回大会の3回戦では、安藤瑞季(現・水戸)らがいた長崎総科大附に0-1の敗戦を喫した。

 高校サッカー界きっての名将が率いるチームに挑戦するのは、今回が3度目。前半はまさに一進一退の展開となった。

 キックオフから長崎総科大附が1トップの牧田陽太を軸に前から積極的なプレスを仕掛けると、青森山田も松木玖生と宇野禅斗のダブルボランチにボールを集め、彼らの展開から田澤夢積と藤森颯太の両ワイドが、積極的に仕掛けて前への圧力を強める。

 前半2分に松木が強烈なミドルシュートを放つが、これはGK亀井一起がファインセーブで防ぐ。14分には左サイドでボールを収めた青森山田のFW渡邊星来の落としを受けた宇野がスルーパスを通し、飛び出してきた田澤が中央でフリーの松木へマイナスのパス。松木が狙いすましたシュートを放つが、これはDFが身体を張ってブロックした。
 
 集中力の高い守りを見せる長崎総科大附も牧田がボールを収め、芦高佑、竹田天馬、西岡紫音の1.5列目が果敢にカウンターを仕掛ける。しかし、青森山田はダブルボランチの強烈なプレスバックと、丸山大和と三輪椋平のCBコンビが中心となってシュートを打たせなかった。

 試合が動いたのは後半だった。後半4分、渡邊のボールキープからのパスを「星来なら絶対にパスを出してくれると思った」と素早い動き出しを見せたFW名須川真光が受けて、ゴールに押し込み、青森山田が待望の先制点を奪った。

 これで勢いに乗った青森山田は、「1点では足りないと思っていた」と松木が語ったように、追加点を奪うべくさらなる猛攻を仕掛けた。

 後半24分、右サイドを突破した藤森の折り返しを、宇野が鮮やかなハーフボレーで突き刺して2点目を奪うと、28分にも宇野のクロスを左サイドバックの多久島良紀がヘッドで決めて、3-0の快勝。青森山田が3度目の挑戦で初めて名将率いるチームを下し、2回戦へと駒を進めた。
 

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