「トミヤスはプレミアを求めている」冨安健洋の移籍願望を伊紙報道! 新たに獲得に乗り出したクラブは?

2021年08月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

移籍成立のポイントは?

冨安のプレミア移籍は実現するのか。“デッドライン”は20日頃と言われているが…。(C)Getty Images

「高い環境があるならトライしたい」

 帰省中に地元で会見に応じた冨安健洋は、注目されているプレミアリーグへの移籍についてこう語った。この発言は、イタリア・メディアでも取り上げられている。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』は8月13日、「トミヤスがプレミアを呼んでいる
。『行きたい』」と題した記事で、ボローニャからの移籍が騒がれる日本代表DFの現状を伝えた。

 トッテナムやアーセナル、アタランタといったクラブからの関心が取り沙汰されてきた冨安だが、英紙『Telegraph』はここに来てレスターの興味も報じた。負傷したウェスレイ・フォファナの代役探しで冨安も候補に挙がっているという。

 一部のイギリス・メディアは、トッテナムとボローニャが2000万ユーロ(約25億円)で合意済みとした。だが、『Corriere dello Sport』によれば、ボローニャ側はこれを否定している。
 
 一方で、同紙は「トミヤスの周辺」、つまり代理人がプレミアリーグ移籍のために動いていると指摘。さらに、冒頭の冨安自身の発言を「プレミアでプレーできたらうれしい。とても重要なリーグと考えている」と伝えた。

 選手本人の意思が重要であるのは当然だが、同時にクラブ間の条件合意も必須なのは言うまでもない。『Corriere dello Sport』は、ボローニャが評価額2500万ユーロ(約31億3000万円)にこだわるのであれば、移籍成立は難しいとの見解を示した。2000万ユーロならまとまりやすいとし、ボローニャが引き下げに応じるかがポイントとしている。

 ボローニャのクラウディオ・フェヌッチCEOは先日、後釜を確保する時間がないなかで主力を放出することはないと話した。一部イタリア・メディアは、冨安がボローニャに合流する20日ごろが"デッドライン"と報じている。

 ただもちろん、8月いっぱい開いているマーケットの世界では、何があるか分からない。東京五輪でメダルを逃し、悔しい気持ちを露わにした22歳は、強い意気込みで臨む新シーズンをどのクラブで過ごすのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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