「思うほど簡単じゃない」フランス挑戦のメッシに“盟友”セスクが警鐘!「みんな1強リーグと捉えているけど…」

2021年08月12日 サッカーダイジェスト編集部

「スーパーチームを作れば重圧がある」

セスクがパリSG1強の風潮に“待った”をかけた。(C)Getty Images

 リオネル・メッシが加わったことで、パリ・サンジェルマンに対する注目はさらに高まった。ひいては、リーグ・アンの注目度も上がっている。

 同リーグはパリSGが圧倒的な強さを誇る1強リーグ――そんな見方も少なくないかもしれない。だが、バルサでメッシとともに戦い、プレミアリーグでの経験が豊富な現モナコのセスク・ファブレガスは、アルゼンチン代表FWに"警鐘"を鳴らしている。

 セスクは英『MirrorSport』で「パリSGが優勝できないと、誰もが大惨事とみる。彼らは大金を投じているからだ」と話した。

「みんな1強リーグと捉えているよね。でも、この5年で彼らが優勝したのは3回だ。モナコとリールが彼らの連覇を食い止めている。僕は、リーグ・アンは競争的なリーグだと言っているんだ。みんなが思うほど簡単じゃない。とてもアグレッシブで、非常にインテンシティがあり、すごく速くて、大変強い選手たちがいる。彼らは守備もすごくいいんだ」

 元スペイン代表MFは「マウリシオ・ポチェティーノ監督はファンタスティックなスカッドを望んでいるはずだ。彼は勝たなければいけないことを知っており、重圧が大きいんだ」と続けている。
 
「スーパーチームを作れば重圧がある。チャンピオンズ・リーグ優勝を望んでいるのは明白だからね。彼らは長くそれを求めてきた。今回はその最後の後押しのようだ。メッシ以上の人はいない。セルヒオ・ラモス以上のDFもいない。ジョルジニオ・ヴァイナルダムは今の有数のMFだ。アシュラフ・ハキミは欧州最高の右SBだよ」

 2019年1月からフランスでプレーするセスクは、「非常に良いリーグだと言わなければいけない。全てにおいて向上しているリーグだ。どんどん上がっているリーグだよ。異なる世代の指導者や選手たちから多くを学んでいる」と話した。

「トップ選手が来れば大きな助けとなるのは確かだ。クオリティが上がる。今季のリーグ・アンは非常に面白くなると思う。パリSGとリールはとても競争的なチームだ。マルセイユは非常に良い補強をした。リヨンも変わらず良いチームで、監督は新しい。僕らも良くなっていると思う。だから、5、6チームがトップを競うはずだ。非常に面白くなるだろう」

 豪華スターが揃ったパリSGと、その独走を許すまいとするライバルたち。2021-22シーズンのリーグ・アンが、セスクの言うように面白い展望となっているのは確かだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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